2008/6/13 【Leftovers】【四国祭り】

【Leftovers(レフトオーバーズ)】
Leftovers、、、残り物、食べ残し、と言う意味の英語なんですよね。食事というのは、世界中、誰もがする共通の行為です。
しかし、食糧問題は、今、深刻さを増しています。特に、バイオ燃料がもてはやされるために、食糧となるべきものが燃料となり、結果として様々な食品の値上がりを呼ぶ、、、、そんな現状があります。
それは、世界共通の問題です。でも、食というのは、人それぞれの育った環境、その人となりを雄弁に語るものです。
TOKYO UNITEDは、そんな「食」をモチーフにしたアートの展覧会に注目してみたいと思います。
銀座のメゾン・エルメスにありますギャラリー「フォーラム」で、おとといから始まっている展覧会。それが「Leftovers」展。インドの美術家、N.S.ハーシャさんによるものです。
N.S.ハーシャさんはこれまで、彼の生まれ育った南インドをベースに、インド人の間に残る慣習や儀式、身の回りの出来事にまなざしを向け、作品を制作してきました。インドには、一つの国に400もの言語があるんです!インド人といってもそれぞれ社会背景、文化の違いに驚くはず。
そんな、アーティスト、ハーシャさんの銀座での展覧会は、「食べることと人」の関係に注目したものとなっています。
色とりどりのカレーや食べ物が、バナナの葉の上に盛られたワンプレートディッシュ。南インドでは日常に食べられている定食です。(日本でいう幕の内弁当のようなもの)
しかし、同じメニュー、同じ様に盛り付けされた一皿を大勢の人に食べてもらうと、食後に バナナの葉に残ったもの、Leftoverは十人十色。
そのことに興味を抱いたハーシャさんは、展覧会で、多くの人々が集い、食事をしたあとの光景を再現しました。展覧会会場には、無数のバナナの葉、そしてLeftoverが人の痕跡を残します。
もちろん、長期にわたる展覧会で、本物の食べ物を展示することはできません!そこに、日本特有のあるものが使われているんです!展覧会でご確認ください!(食品サンプル。実際にインドで食べた光景を写真に取り、そのまま食品サンプルで再現してもらった)
「食事」の形を借りて、それぞれの人の育ってきた多様な生活環境を見つめる、N.S.ハーシャさんのアート作品「Leftovers」は、銀座のメゾン・エルメス8階のギャラリー「フォーラム」で、9月15日まで開催中です。入場は無料です。


011te08061302.jpg 011te08061301.jpg

【四国祭り】
最近は地方ならではのモノづくりを活かし、それぞれの企業名を打ち出すというより、地域ブランドとして確立し、海外に積極的にアピールしようという動きが見られます。鎌倉時代から刀剣や金物の産地として有名な新潟県の三条市では「SANJO JAPAN」。100年以上、上質なタオルを作り続けている愛媛県の今治市は 「IMABARI TOWEL」として。古くからある技術を用いて、現代のニーズに合うようなデザインの生活用品を開発する地方発信のモノづくりが増えています。
そんななか、四国発信のブランド作りを目指すNPO団体による「四国祭り」が明日、土曜日に開催されます。
四国出身で東京在住の20代から30代の社会人が企画したということなんですが、お祭りの内容をプレス担当、高松真実子さんに伺いましょう。

四国祭りでは、四国を感じる・四国を味わう・四国と繋がるという3つのコンセプトを基に、夏祭りにある“よさこい”や“阿波踊り”を体験していただいたり、シコクイズという四国独特のクイズを行ったり、ご当地グルメとして、うどんとかちくわとかじゃこてん、地ビール・地酒を提供します。ここではたくさんの四国同士の方と繋がっていただければと思って企画しました。打ちたて・ゆでたての讃岐うどんが食べられたり、松山では都市伝説になっているポンジュースが蛇口から出てくるようになっています。

この「四国祭り」。有料なんですが、チケットを購入した際に名札が渡されます。その名札にご自分の名前、出身地などを書いてもらって、クイズなどに参加してもらうことで、主催者側は、お見合い効果(!)を期待しているんだそうです。
四国に関心のある方なら誰でも参加できます。四国出身の方、讃岐うどんが好きと言う方。あるいは四国で何かビジネスを起こしたいとお考えの方、情報交換の場にもなります。足を運ばれてみてはどうでしょう?
「四国祭り」は明日、土曜日、大手町の東京サンケイビル、メトロスクエア地下2階で午後6時から午後9時まで開催されます。入場料は、当日券が 2500円です。
[四国大夏祭り]