2008/6/13

  • 『MENS NON-NO』7月号

    ファッション大特集1「ここに出てるもの、全部安いです、それが何か?」先週の『SPURLUXE(シュプールリュクス)』の「毎日、宝石づくめですが、それが何か?」といい、近ごろは雑誌の誌面でケンカを売るのがトレンド。それとも平積みを目指した、新たなツンデレ系? 安くて文句はございません。

  • 『週刊東洋経済』7月号

    「そんなんじゃ会社もあなたも訴えられる  超・訴訟社会」いよいよ怖い世の中になってきました。雑誌もケンカを売ったり、脅したりと大忙しです。おおコワッ。

  • 『Shi-Ba(シーバ)』7月号

    「究極の草料理レシピつき! あの草を追え!」アメリカをはじめ海外でも人気の柴犬。その柴犬のみを取りあげた雑誌です。「犬本だって面白くなければ本じゃない!」と高らかにうたっているだけあり、タイトルもなかなかのもの。「突撃! 隣の柴ごはん」「シバコレ2008 学校の怪談」ちなみにシバコレとは、柴犬に洋服を着せて撮影したコレクションのことです。

  • 『STORY』7月号大特集

    「カジュアルで愛されるお人柄♡」40代の女性にとって、着ている人のセンスや趣味が露見しやすいカジュアルファッションは、その人の“お人柄”を映す鏡。「『元気で明るい』お人柄が出ちゃう、主婦こそカジュアルの達人です」や「『上品』なお人柄TPOに合わせたカジュアルにこそあらわれるんです」と、“人柄”という単語にむやみやたらに“お”を付けるのはいかがなものかと…。鷹揚な“お人柄”で知られる私、ジョン・カビラといえ、ちょっと気になりますね。

近ごろ、ハリウッドスターをはじめ、いわゆる海外セレブを特集したゴシップ誌。日本でも創刊が相次いでいます。写真週刊誌や女性週刊誌など、有名人のスキャンダルを取り上げる雑誌は過去にもありましたが、1冊まるごと海外セレブネタ、しかもゴシップというのはここ最近の傾向といえるでしょう。

今年1月に創刊した『GOSSIPS PRESS(ゴシップス・プレス)』は、これまでに7冊が発行されている月刊誌。アメリカの『US WEEKLY』そして『STAR』と独占提携を結んでいるというだけあり、そのつくりは王道です。キャメロン・ディアスが表紙を飾る7月号では、レッド・カーペット上でのファッションチェックから、セレブのダイエット法、夏のファッショントレンドまでをカバー。ゴシップだけではない、幅広いニュースソースがご自慢のようです。

実は、この『GOSSIPS PRESS』、「日本初セレブゴシップ・マガジン」を謳っているのですが、真っ向から対決するのが、昨年夏に創刊された『CELEB☆TIMES(セレブ☆タイムス)』。5月に発売された第3号では、パリス・ヒルトンとブリトニー・スピアーズの2大お騒がせセレブの1カ月間を写真で紹介。しかし、記事のメインはやはりどちらかというとファッションのようで、セレブが愛用する品、例えば「ベッカムが着ていた海パン」や「ナオミ・ワッツが子供を乗せていたベビーカー」などを実際に愛用している写真とともに公開。

ゴシップ誌の創刊ラッシュの中で、もっとも最近、創刊されたのが『in CELEB』。デビュー号となる7月号では、「ハリウッドだめんず女王選手権」「セクシーな胸板HOT15」「ハリウッド版 家政婦は見た!」など、女性週刊誌も顔負けのベタなタイトルが勢ぞろい。セレブによる料理レシピや、セレブの写真付き星占いなど、小技もきいています。

驚くのは、よくもまぁ、これだけ笑えるトピックスを探してくるところ。「セレブ御用達!驚異のムダ毛処理法」として紹介されているブラジリアンワックスについてなど、嘘か本当か、利用しているセレブのコメントつきです。海パンから脱毛法まで、まさに毛穴の奥まで、セレブに関するものは何でもウオッチングしてしまうゴシップ誌。日本版の創刊は!? 某大手事務所さんがクビを縦に振らないでしょうが…。