2008/7/25 世界各国のガソリン代

今週のテーマは「世界各国のガソリン代」。高騰を続けた原油価格は世界景気の懸念から最高値の更新が続いた時期を脱して、小康状態に入っていますが、ガソリン代は高いままです。日本以上に高い国、そして値上がりしていない国、あるようです。

●ドバイ、ドバイ政府観光局のグレン・ジョンストンさん。
ドバイでは標準の車にガソリンを入れるとだいたい2000円くらい。原油高の影響はなく車は普通に乗っています。

●ドイツ、フライブルク、環境ジャーナリストの村上敦さん。
レギュラーがリッター1.59ユーロ、つまり260円。ドイツの場合はたった今、突然急騰したわけではなく、2000年ごろからじわりじわりと上昇してきている。ガソリンの消費量は2000年以降減少傾向を続けています。これはG8中でも唯一かもしれない。 日本は世界的に見ると、アメリカを除くと知らない間に世界でもエネルギー価格の安い国となっていた。 ドイツ人の車利用に関しては、アウトバーンで飛ばすポルシェは相変わらずいますが、多くの一般市民は車通勤を控え、自転車や公共交通の利用が増えている。休暇にも鉄道を利用する人や近場の旅行先にする人が増えた。

●アメリカ、LAとNYでCM会社を経営するジェフ・マーレーさん。
ガソリン価格の高騰にともなう影響はあまりない。価格自体は2年前と比べると、満タンにするのに5000円ほど高くつく。それを一年に換算すると年に25万円ほど高く払うことになる。ご自身は、仕事上SUVを使用。しかし多くの人は燃費のいい車を乗っている。