今朝は、メールでエントリーいただきました。お越しいただいたのは、自然保護の活動をされている、NGO「日本自然保護協会」の、森本 言也さんです。
会費と寄付を支えに、約60年間活動してきた自然保護NGO。科学的 な調査研究をベースにした政策提言と議論を通して、各地の自然保 護問題を解決してきたほか、環境教育のプログラム開発や人材養成 にも取り組んできました。白神山地のブナ林や沖縄県石垣島の白保 サンゴ礁など、各地の開発計画を止めることに成果をあげてきたほ か、世界遺産条約などの新たな自然保護制度の制定・導入に努力 し、実現してきました。現在は、開発計画から守ることに成功した群 馬・新潟県境の森で、地域の方々や林野庁とも協働で、山手線内側の1.6 倍の広さの国有林の管理・保全・復元に取り組む「赤谷プロジェク ト」、全国各地の里やま保全活動と継続的なモニタリング調査の ネットワーク作りなどにも取り組んでいます。「自然しらべ」は、 毎年テーマをかえて実施している環境教育プログラム。身近な自然 の情報を全国から送っていただき、それをまとめて解析し、日本の 自然の様子を明らかにする、日本の自然の「定期健康診断」です。 夏休みに親子で楽しく自然観察をし、生物多様性に気づいていただ きます。また調査結果から環境悪化が読み取れれば、NACS-J は社会に警鐘を鳴らします。今年のテーマは「カマキリ」。ぜひ近所の公園や雑木林、川原などでカマキリを探して、その情報を送ってください。