2008/9/26

  • スポーツの協会と政治家動静

    国務大臣は公益法人などの役職を兼務できない規範があるため、日本バスケットボール協会は、麻生太郎会長が首相に就任したために休職し、副会長が会長職を代行することを昨日きめました。また日本クレー射撃協会も麻生会長が大臣在任中は副会長が代行。一方日本ラグビーフットボール協会は今まで70歳とした会長と副会長の定年を75歳に引き上げ、日本体育協会の会長も務める71歳の森喜朗元首相が会長職に留まりました。

  • 柔道ニッポン代表の動静

    女子63キロ級2連覇を達成した谷本歩実は都内のホテルで祝賀会に出場し、両親に感謝の花束を渡す場面で「結婚式みたい」とテレながらも涙声。女子48キロ級銅メダルの谷亮子は福岡市スポーツ栄誉賞の贈呈式で、「練習ができる環境を作っていかなければ」と現役続行に意欲。男子100キロ超級金メダルの石井慧は母校国士舘高校の報告会で、「優勝できたのは皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげ。これからの目標は地球温暖化を止めること」とあいかわらずの爆笑。

  • 阪神タイガースの藤川球児がプロ通算100セーブ達成

    緊迫したデッド・ヒートの優勝争いを演じるセリーグの巨人と阪神。エラーで広島に負け13連勝を逃した巨人に対して、阪神は横浜に2点リードの9回に藤川が登板。速球中心の攻めで横浜打線をピシャリと3者凡退に抑え、チームは単独首位に返り咲きました。プロ初セーブを挙げたのは2005年9月9日の広島戦。足掛け4年目で大台に乗せたました。「個人的な数字じゃない。みんなの代わりに数字をもらえて感謝しています。たったの100ですけどね」とコメント。

  • 世界にはばたく、なでしこジャパン

    女子サッカーのなでしこジャパン4名が、来年4月に始まる予定のサッカー女子の米国プロリーグ(WPS)の海外選手指名ドラフトで指名されました。MF澤穂希はワシントンから1巡目での指名。きのうの練習前に会見し、「指名はうれしいけれど、まだリーグ戦の途中でクラブとの契約もあり、今後、向こうでプレーするかははっきりしない」と戸惑いを見せました。過去の2001〜2003年に、女子プロリーグ(WUSA)に参加するため渡米したものの、資金難で活動を休止して帰国。その当時を振り返って、「レベルアップできた。アメリカでチャレンジしたい気持ちがあったけれども、今回の新リーグの情報の不足や、具体的な条件提示がない」ということで、日テレとの契約が終わってからゆっくり考えたいと慎重に結論を出す方針です。契約は来年1月1日までで、クラブ側からは、残留を打診されているということです。ドラフトではこのほか、2巡目以降で岡山湯郷の、宮間あやがロサンゼルス、日テレベレーザの荒川恵理子がベイエリア、大野忍がボストンに指名されました。海外枠で指名された選手の国籍はブラジルの選手10人が最多で、その次に多いのが日本とオーストラリアの4人。世界のベスト4入りをしただけあって、その選手層のぶ厚さが評価されたといえるでしょう。現在の日本の若い女子サッカーの環境は、決してプレーだけに専念できるわけではないので、世界の勢力図が変わる今、可能性を秘めるアメリカ行きは、チャンスといえるかもしれません。ロサンゼルスで宮間からブラジルのトップ、マルタにパスが渡りゴール、というシーンが見られる日がくるのでしょうか。なでしこジャパンをずっと背負ってきた澤穂希の後継者を育成していく意味でも、世界のトッププレーヤーの動向も気になる所です。

    Women's Professional Soccer