「エコカワイイが地球を救う!!!」ギャル雑誌にもエコは浸透しています。時代は“エロかわ”から“エコかわ”へ。ちなみに、彼女たちの“エコかわスタイル”は、かわいいMYはしやMYタンブラー、そして定番エコバッグを持ち歩くことから始まるようです。
「男は知らない『女の下着格差』のヒミツ」下着の価格から、持っている枚数、タイプまでを比較。女性の間に拡大中の(!?)下着に関するこだわり派と無頓着派の格差に迫っています。
「総力特集 悪役(ヒール)」何より、表紙がいいです。亀田興毅選手の写真に、「悪役(ヒール)はツライで!!」のタイトル。亀田さんのほか、秋山成勲(よしひろ)さん、石井慧さん、長州力さんらの名前が書かれているのですが、その上に「以下の皆さま方を通して『ヒールとは何か?』を考えます」と一言。チャレンジャーです。
「これがオヤジのモテる王道」おめでとうございます!! なんと『LEON』は、この号が創刊7周年記念号。「ビジネスオヤジはネックレスが50cm」「オヤジのコートは黒くて短い」「波乗りオヤジはたまに圏外」など秀逸なコピーも健在です。
本格的な秋の行楽シーズンを迎えて、情報誌から専門誌、女性誌にいたるまで、さまざまな雑誌が旅を取り上げています。そんな中、女性をターゲットにした旅行雑誌に異変が起きているのをご存じですか? ただ情報だけを紹介するという手法は影を潜め、大なり小なり目的のある旅が注目されているようです。
日本の旅と言えば、温泉。その王道を行っているのが、20代後半から30代前半の女性を読者層にもつ『OZ travel(オズ・トラベル)』です。「ゆる〜りと心と体ほどける温泉旅」と題した今号は、女性好みの温泉宿がめじろ押し。しかし、ただ地域ごとに温泉を紹介するのではなく、「和の風情を感じながら、自転車でめぐる山代温泉」や「下呂温泉の朝市でおいしいもの探しと湯けむり散歩」など、+αのテーマをもたせるテレビ東京の旅番組的なアプローチがお約束です。
年齢を問わず、日本女性に絶大な人気を誇る小説『赤毛のアン』をテーマにした雑誌もあります。それは『旅』の11月号。タイトルも、ずばり「プリンスエドワード島で、アンになる旅。」です。グリーン・ゲイブルスに始まる旅は、アンの世界を彩る雑貨や食べ物を経て、モンゴメリへのオマージュへと続きます。そのロマンティックなページを見ていると、女性はいくつになっても、少女の心を失わないのだなぁ、と再確認させられますね。
一方、旅のデスティネーションを一つに絞り、その土地の魅力を紹介する定石を踏まえつつ、今までとは違ったアプローチで驚かせてくれたのは『クレア・トラベラー』。どちらかと言うと、リゾートやスパなど、いかにも女性的な視点が特徴だった雑誌なのですが、10月号のタイトルは「フレンツェ メディチ家の栄華にひたる」。まるで『サライ』を彷佛とさせます。
ページをめくると、「メディチ家の至宝を旅する8つの視点」として「庭に憩う」「石に見入る」「死を想う」など、詩的な言葉の数々。美しい写真も、被写体が歴史的建造物や芸術作品など高尚なためか、重厚感がさらに増している気がします。
もちろん食やファッションなど、女性好みの対象は残しつつ、どこかユニセックスなつくりに変貌した『クレア・トラベラー』。次号「ギリシャ 神々のエーゲ海 未知のイオニア海」が、そのタイトルといい、今から楽しみです。いいなぁ…。