2008/10/17 世界の映画館

今週のテーマは「世界の映画館」。
東京国際映画祭もいよいよスタートですが、世界中の映画館事情はどのようになっていて、どんな雰囲気で見ているのでしょうか。今日も世界とコネクトしていきます。

1 イタリア、フィレンツェの現地コーディネーター、小泉真樹さん

シネコンもあるが、基本的に古くからの映画館でみんな見ている。オープンは午後3時くらいだが、いちばん混むのは夜9時30分とか10時などの最終回。基本的に館内は賑やかで、映画にツッコミを入れたり、エキストラに出演した友人などを見つけては騒いだりとほとんど黙って映画を見ていない感じ。夏には公園や広場などの屋外で映画を上映することが多く、新作の公開終了後の作品を上映する、いわゆる「二番館」の役目を担っている。こちらも日の長い時期だけに、当然夜が遅く深夜に及ぶことも…。

2 イラン、テヘラン の主婦 室伏典子さん

イランでは数年前までは男女一緒に見るということ自体できなかったよう。しかし現在は一緒に隣同士で見ることができる。値段はものにより違うそうですが大体20000リアル(220円くらい)。映画館で上映するものはイラン映画のみ。内容はというと、昔は戦争モノばかり。現在は恋愛ものが人気のようですが、もちろん女性は髪の毛もすべてスカーフでかくし、長袖コート+長ズボン。そしてキスはおろか、手をにぎる(というか触れ合う)ことすらだめなので、恋愛の展開はストーリーで見るそうです。そして人気俳優の映画は女性客でいっぱいになるから値段が高いとのこと。

3 インド、ムンバイでビジネスコンサルタントをしているハリー・チェンさん

映画王国のインドはほかに娯楽がないのでみんな映画館で映画をみる。値段は200ルピー(600円くらい)。ボリウッド映画ばかりでなくハリウッドも人気。日本よりも早く洋画が公開になるとか。