2008/11/14

  • 日本の温室効果ガスの排出量、、、2007年度は、13億7100万トンで、これは、1990年以降、最悪の数字となっています。2006年度に比べ、2.3%増加。1990年と比べると、8.7%増加。京都議定書の約束では、、、「1990年に比べ、6%削減する」というのが目標ですから、6% + 8.7%で、14.7%も 削減目標を上回っているという結果。原子力発電所の停止や、猛暑で電力需要が高まったことなどが原因として挙げられています。
  • 関西地方の「阪急電鉄」は、2010年春に新しくオープンする「摂津市駅」を、日本初の「カーボンニュートラル・ステーション」、つまり、 「CO2の排出量ゼロの駅」とすることを 発表しました。太陽光発電や雨水を利用するほか、エレベーターのブレーキで生じるエネルギーを元に発電するシステムなどを使い、CO2の排出量を54%カット。 残りの排出量については、「グリーン電力証書」や「排出権」を購入し、結果として、「CO2排出量 ゼロの駅」が誕生します。
  • 来年から始まるオバマ政権に、漁業で「キャッチ・シェア」という方法を導入するよう訴える報告書が、アメリカの環境専門家、経済専門家から発表されました。 報告書によると、現在、世界の漁業のおよそ70%が乱獲をおこなっているか、すでに魚が獲れない状況にあるのだそうです。この傾向が長期的に続けば、2048年までに全ての海の魚がだめになってしまう、と科学者らは予測しています。 そこで、漁業可能地域をある地域に制限して行う「キャッチ・シェア」、または「Limited Access Privilege Programs」と呼ばれる方法で行うことをオバマ次期大統領に提案しています。
  • 魚の穫り過ぎ、、、問題となっています。適正な漁獲方法によってとられた魚には、販売時に「MSC認証」というマークをつける動きが始まっています。「MSC」というラベルがあれば、その魚を選ぶようにしてください。