日比谷公園前の三信ビルディング。
昭和5年(1930年)に建てられた歴史的建造物だったわけですが、、、
老朽化のため、去年、解体が決まりました。
その跡地を、新たな開発が始まるまでの間、有効活用しようと、期間限定でオープンするのが多目的オープンスペース「日比谷パティオ」。
今日、12月5日から、およそ2年間、情報発信の場として様々なイベントが行われることになります。
そのオープニングとして、氷をつかわない 人工のスケートリンク、「日比谷パティオ スケートリンク」が 1月4日まで登場します。
このスケートリンク。 平坦なスペースに、樹脂系の素材のパネルを敷き詰め、その上にワックスを塗ることで、氷に代わるスケートリンクができるというもので、スペインのエクストラアイス社によって開発されました。
すべった感じは限りなく氷に近く、「温度、天候に左右されることなくスケートリンクができる」ということで、アジアやアラブ諸国といった温暖なエリアの人たちにも 重宝されているものです。
スケートリンクは来年1月4日までですが、そのほか、アート展が開催されたり、一般から募ったミュージシャンによるパフォーマンスがあったり、季節ごとに様々なイベントが企画されます。
遊休地のこんな活用方法。 土地の所有者だけでなく、街にとっても有効ですね。
ディズニー・ピクサー映画の最新作。 いよいよ今日から劇場公開となります。
舞台は、29世紀の地球。
そこにいるのは、ブリキでできたゴミ処理ロボットの「ウォーリー」だけ。
そう。人類は 自分たちが出したゴミによって廃墟と化した地球に住めなくなり、宇宙へと脱出してしまったのです。
ひとり地球に残されたウォーリーは、来る日も来る日もゴミの片付けに明け暮れていた、、、という始まり。
そんな“ひとりぼっち”のウォーリーが、ゴミの山から見つけた古い映画「ハロー・ドリー」のビデオを見ては、人間たちが踊り、恋する姿に心ときめき、さらには同じロボットに恋心を抱くようになる。。。
そんな物語なんです。。。
監督は、「ファイティング・ニモ」のアンドリュー・スタントン。
そして、ウォーリーをはじめ、登場するロボットの音は、「スターウォーズ」「エイリアン」のサウンドを手がけたベン・バートが担当しています。
ロボットを主人公にしたのには、どんな理由があるのでしょう?
映画のプロデューサー、ジム・モリスさんに伺いました。
「ウォーリーを通して、新しいタイプのラブストーリー映画を作ることができた」
そう思っています。 ロボットのウォーリーは孤独であることに悲しみ、恋をし、そして欲しいものを手に入れるために一生懸命になります。
それは私たちの誰もが、心に覚えのあることであり、私たちみんなに共通していることでしょう。
自分を重ね合わせることができる。 それがロボットのウォーリーなのです。
映画「ウォーリー」は今日から、日比谷スカラ座ほか、全国ロードショーとなります。