2008/12/19

  • 『Casa BRUTUS』1月号

    「猫村さんと行く民藝の街・松本」
    単行本3巻合わせて130万部以上を売り上げるウェブコミック「きょうの猫村さん」の主人公である猫の家政婦が、月に1回だけカーサ・ブルータスの編集部にご奉公に上がるという設定。その猫村さんがナビゲーターとなり、松本市をご案内。
    マンガの猫に案内されても…と思いつつ、読み進めてしまうところが魅力です。

  • 『日経おとなのOFF』1月号

    「極上ステーキの誘惑」
    ついつい気になる牛肉の特集。タイトルの下には、「冬の『牛肉』はグルメの王様」
    そして「肉好きカップルが覆面取材で選んだ30店」の文字が踊ります。
    肉好きカップル。そして覆面取材。いいなあ♫ もとい。怪しすぎます!!!

  • 『将棋世界』1月号

    「第4回国際将棋トーナメント開催!」
    将棋を通じた国際交流をはかるため、3年に1度、海外の将棋愛好家を招待して行われるイベント。今年は、将棋の駒の生産地で有名な山形県天童市を舞台に、日本を含む21ヵ国から40人が参加したそうです。漫画家のさかもと未明さんが特別招待選手として出場。扇子に「高飛車」と書かれた写真にインパクトあり。

  • 『Ane Can』1月号

    「蛯原友里、AneCan専属になりました!」
    以前、このコーナーで『CanCam』からの卒業をご報告したエビちゃん。やはりAneCanに異動(!?)したんですね。それにしても、このエビちゃんの表紙が効いたのか、書店では軒並みソールドアウト。おっと「エビちゃん」という呼び名ももうタブーなんだそうです。

あなたは、「美人」と聞いて誰を想像しますか? 往年の女優・山本富士子さん?吉永小百合さん? ニコール・キッドマン? 2007年ミスユニバース優勝者の森理世さん? こう考えるだけでも、「美人」の概念は、人それぞれ。
がしかし、女性にとって「美人」という言葉は特別な意味を持っているようです。
そこで、今日は女性ファッション誌における「美人」の位置付けを、読者層の年齢が異なる3つの雑誌で見てみましょう。

雑誌の名前が、そのものズバリなのは『美人百花』。1月号では、「美人な生活、美人な生き方 ザ・美人LIFE!」が大特集されています。登場するのは、吉川ひなのさん、ほしのあきさんら、女優からモデル、文化人、芸人まで。
とにかく美人と目されるゲストたちをさまざまな角度から紹介しています。

ここでのポイントは、「美人歴が長い」というキーワード。「コンサバより若くて華やか、ギャルより可愛くてリッチな25才から」を読者層とする雑誌だからでしょうか、「美しさ=若さ」という暗黙の了解が根底に流れているようです。

一方、20代後半から30代までがターゲットの『Oggi』は、コンサバ雑誌だけに、もう少し控えめ。「真冬の美人ベーシックは『黒』で極める!」と題された企画では、「かっこいいのに女らしい」を演出するためのアイテムに、黒を取り上げています。
美人そのものではなく、美人風に見せるテクニックがポイントなんですね。

いやいや、テクニックを駆使するだけじゃ甘い。大切なのは胆力だ。
と言わんばかりなのは、アラフォー世代の雑誌『marisol』。
「マリソル2009年宣言『美人力』を鍛える!」というタイトルからは、今もっとも元気と言われる、アラフォー女性の貪欲なまでの「美人」に対する憧れを感じます。
「美しさ=若さ」ではないと言い切り、40代には20代や30代とは違う美しさがあると定義。秀逸なのは、巻頭に登場する4人の女性たちの、アラフォーにおける美人力の秘訣。真矢みきさんは「鮮度」、南果歩さんは「体力」、中村江里子さんは「知性」、そして草刈民代さんは「分析と実行、知恵と納得」と分析。

アラフォー世代における「美人」は、内面の美しさも必要ということでしょう。
つまり、美人力=人間力。女性の「美人」追求の旅は、一生続くのですね。