2009/1/9 世界のVISA事情

  1. NYでテレビディレクターをされている中村英雄さん

    入国目的を詳しく問われたり、写真撮影、指紋押捺は回避不能。とくに指紋はセンサーの性能が悪いので、なかなかうまくとれない。コツとしては人差し指の先端をさいしょにセンサーにつけそこからゆっくりと指の腹の部分を密着させるやり方が有効ですが、指技に自信のある方は別として、かなり高度なテクニック。
    できれば、機内で練習すること!また、渡米回数の多い人は余計に怪しまれる。
    よく来る人はあらかじめビザを取ることをお勧めする。
    そして、係員との対応はあくまでも、冷静かつにこやか。基本的に公安はアイルランド系、黒人系、ラテン系の虐げられた人たち。まずは「はーい」と笑顔で挨拶。「ご機嫌いかが?」とこちらから声がけ。
    文末にはSir, Madamをつけるように心がけると印象がいいでしょう。
    ハードな社会派ドキュメンタリー映像作家とかルポライターとか米国社会を痛烈に批判する仕事だとか、経済界の陰謀を暴く、みたいな職業の人は、なぜか、よくひっかかる。

  2. イラン テヘラン在住の主婦。 室伏典子さん

    入国に際してビザが必要なので、それさえあれば入国審査は想像ほど厳しくない。
    しかし最近は日本人とアメリカ人は審査が終わりかけた頃に指紋を採られるとか。
    一節によると昨年日本が入国審査で指紋をとることを義務づけたからとも。
    噂によると、イランで発券したパスポートではアメリカの入国審査の際、別室に連れて行かれるとか、入国拒否されることも。

  3. 香港 ジャーナリストの富柏村さん

    マカオの中国人に対する渡航規制が去年10月に開始された。
    すでに11月の中国からのマカオへの個人旅行者については49万4千人で、これは昨年同比で22.3%も落ちている。これが今後拡大していくはず。
    マカオへの渡航は、パスポートではなく香港マカオ通行証、というのが必要で、これがしかも住民登録している地元でないと発行されないため、広東省に出稼ぎにきている労働者たちは気軽にマカオにも来られないようです。
    それと、面白いのがマカオ旅行者の平均滞在日数は1.2日!
    1日以下という事はないから、実質的にみんな日帰りをしている。
    そこで、金融危機とのダブルパンチでマカオのホテル建設はストップしている。