オーストラリアで行われているテニスのブリスベーン国際はきのう、男子シングルス準々決勝を行い、昨年10月以来の公式戦出場となった錦織圭は、世界ランキング31位のフランスのポールアンリ・マチューに3-6、4-6で敗れ、準決勝進出は果たせませんでした。3回戦ではランキング20位のチェコのトーマシュ・ベルディハにストレート勝ち。しかし今回はサービス・ゲームをキープできず、右腕に痛みで応急処置を受けるなど精彩を書いた内容ですが、サーブを磨いて全豪オープンを目指します。
今年はアルゼンチンとチリで行われている2009ダカール・ラリー。きのうは第5ステージがネウケン〜サンラファエル763キロで行われ、BMWチームで、カタールのアルアティヤが総合首位に返り咲きです。この区間は4位でしたが、通算18時間44分37秒。前日まで首位のフォルックスワーゲンチームでスペインのサインツはパワーステアリングのトラブルで総合3位に後退。
三菱チームでトップだったフランスのぺテランセルは、砂丘越えで南米特有のキャメルグラスの株に当たりマシンが1回転。競技区間終了後サービスカーの牽引で移動したためペナルティーを科され、総合6位に後退しました。
この日ゴールしたのは140台中33台だけ。豪雨の中厳しいレースとなりました。
フェンシングの北京五輪男子フルーレ銀メダルの太田雄貴は、北区のナショナルトレーニングセンターで日本代表の会見を行い、競技だけでなく、協会の“営業活動”にも意欲を見せました。さらなる高い目標のために、ウクライナ人のオレグ・コーチとの契約を延長。 W杯などの海外遠征、参戦するためには協会全体で「年間億単位の強化費が必要」とのことです。
日曜日から両国国技館でスタートする大相撲初場所は、進退がかかる横綱・朝青龍にとって正念場の場所となりそうです。一昨日の横綱審議委員会のけいこ総見では横綱・白鵬に6連敗。通算で6勝10敗という惨憺たる成績に、元横綱・三重ノ海の武蔵川理事長や、横審委員からは事実上の休場勧告を突き付けられました。しかしそうした「雑音」を吹き飛ばすかのように、きのうは出げいこを敢行。伊勢ケ浜部屋で、新大関・日馬富士に8勝3敗と、復調の気配はあまり見られませんでしたが、気持ちを行動で示した形です。それでも「きのうの白鵬との負けがあるから今日やらないと。あしたもあるし。お互いにいいけいこしたよ」と手応えを口にしています。
これで今年のけいこ始めから休みなく6日連続でけいこ。朝青龍に近い関係者のコメントは「出るからけいこしてきた。休場するほど悪いところはない。(休場に必要な)診断書は取ってません」と証言。出場か休場かの最終決断は取組編成会議が開かれるこのあとに下されます。師匠の高砂親方は、部屋に詰めかけた報道陣に「出る、でいいよ」と弟子の出場を断言しました。
しかしきのうのけいこを見守った日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方は、「このけいこじゃ15日間勤めるのは難しい。出ない方がいいんじゃない」と朝青龍に厳しい見方をしています。
序盤での相撲内容によっては、進退が取りざたされる可能性は高く、文字通り「背水の陣」という強行出場になりそうです。