3月に行われる第2回ワールド・ベースボール・クラシック日本代表候補のマリナーズ・イチロー外野手がきのう、同じく代表候補のオリックス・小松聖投手とスカイマークスタジアムの自主練習で対決。センターに弾き返した4球目で、イチローが「おぉ〜。ごっつい折れ方」と声をあげました。
ライト・スタンドに一発を放つなど格の違いも見せつけたものの、「(小松を)マリナーズにほしい」と大絶賛。代表合宿ではレッドソックスの松坂大輔投手との“対決”も控えて、イチローはまずWBCに全力投球のようです。
レスリングで五輪3連覇。現職のロシアの国会議員であるアレクサンドル・カレリン氏がきのう視察に訪れたナショナルトレーニングセンターで、現役時代のトレーニング方法も披露。日本レスリング男子選手相手に実際に組んで約1時間の特別指導を行いました。
「トレーニングするときは、パートナーをできる限り変えるように。体重は関係ない」などアドバイス。
女子の活躍とは対照的な男子の低迷ぶりについては「男子も強かったころがある。その頃の事をもう1度確認するといい」とコメント。
あと1勝でグランドスラム、4大大会の女子ダブルス全制覇がかかった杉山愛。
スロバキアのハンチュコワとのダブルスは今大会で進化し、苦手のボレーを克服。「積極性が出ているし、自分たちのやるべきことをしっかりやれている」と手応えを感じています。
今日午後に行われる決勝の相手は北京五輪金メダルのウィリアムズ姉妹。
「目の前のチャンスを生かしたい。相手に不足はないですね」とやる気十分。
現地時間の2月1日の日曜日に、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで行われる、全米フットボール王者決定戦、スーパー・ボウル。
AP通信によれば、コンサルティング会社などがまとめた予想では、今年のスーパー・ボウルが生み出す直接的な消費額は、例年より約20%少ない1億5000万ドル(約135億円)にとどまる見通しとなっています。
毎年恒例の「スポーツ・イラストレーテッド」誌などによるパーティーも今年は中止。時には数十倍の値がつく「プラチナチケット」の入場券も、去年までの過熱はありません。しかしこの番組だけでしか放送しないという特別なCMが毎年話題となっている、30秒で定価300万ドル(約2億7000万円)のテレビ中継のスポットCM枠。経営危機に陥ったGMなどが撤退し、売れ残りが懸念されましたが、殆どが240万ドル(約2億1600万円)以上の金額で、残りあと2枠まで売れた、と今年の独占中継権を持つNBCの関係者が語ります。
試合は、初優勝に挑むアリゾナ・カーディナルスの戦いぶりが注目されます。
中でも攻撃の司令塔となるQBのカート・ワーナーは37歳で3度目の出場。
大学卒業後はスーパーマーケットで時給5ドルのアルバイトをしながらプロを目指し、下積みを経て、1998年にセントルイス・ラムズと契約して念願のNFL入り。2000年スーパー・ボウルで優勝に導き、MVPとなりました。
しかしその後はケガに泣き、控えの選手として苦労する日々が続きます。
今シーズンも当初は控えからスタートでしたが、若手QBとのポジション争いを勝ち抜いて、持ち前の正確なパスがズバリと決まり出し、レギュラーシーズンではパスでリーグ2位の成績でスーパー・ボウル出場にこぎつけました。
ピッツバーグ・スティーラーズが堅い守備で順当勝ちをし、歴代単独1位の6度目の優勝をとげるのか。それとも番狂わせがあるのか。アメリカ人にも判官びいきが存在するようで、苦労人のワーナーからくりだされる、WRのラリー・フィッツ・ジェラルドへのホットラインに期待を寄せる声、大です。
「どんな時でも自分を信じてさえいれば、何かを成し遂げることができる」。
苦労人ワーナーの言葉です。