今週のテーマは「世界の花粉症」。
晴れの日が少なかった今週は少しはマシ、とはいえ目がかゆい、くしゃみ、鼻水が出て苦しい。ティッシュが手放せない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
林野庁ではスギ花粉の少ない品種への転換のため「花粉症発生源対策予算」を組んでいます。
しかし「花粉症のない国に行きたーい」。 あの国はどうでしょうか?
スウェーデン、ストックホルム 矢作智恵子さん
原因となるのは、白樺、ハンの木、セイヨウハシバミなど。
春に花を咲かせる直前あたりに花粉症になる人が多いよう。秋にもなる人が多く、イネ科の草木、ヨモギ、ブタクサなどのアレルギーに悩まされる。
マスクはしないので、体になるべく花粉がつかない様に外出を控えたり、洗濯物を外に干したりしないようにするなど予防対策は日本と同じ。
また発症した場合も坑ヒスタミン剤、鼻炎スプレー、目薬など同じ。
オーストラリア、メルボルン 小林純子さん
メルボルンは風向きの関係で特に花粉症が多い。
キャンベラも首都とはいえ、いわゆる田舎で自然の木々多く囲まれているため、花粉症が多い。木々の中でも、特にオーストラリア土着のワトルという花が、春の訪れとともにを運ぶ。
この花粉症に悩まされるのはヨーロッパや他国から移住してきた移民だけで、アボリジニーの人たちは耐性があるために花粉症にならないとか。
カナダ、バンクーバー 日系の旅行会社にお勤めの、窪田誠さん
人種に関係なく、花粉症は日本人、欧米人、中国人ともなる。
3〜4月頃は白樺、5〜6月はCOTTONWOOD。 これ以外にもカエデやブナ、芝生などの草も花粉症の原因。
草の場合、3月に入り暖かくなると一斉に芝が成長するので、この頃が一番つらいよう。
対策としては日本みたいなマスクは売っていない。
症状が軽い人たちは市販薬を飲み、症状が重い人は病院で反応する花粉の種類を調べてから、注射薬を処方してもらいに、週に1回、近くのクリニックで注射をしてもらう。