今週のテーマは「WBCは盛り上がっていますか」。
サッカーに比べて競技人口の少ない野球。
第2ラウンドの顔触れが揃い、いよいよこれから盛り上がるところです。
日本では高視聴率を叩き出して連日のスポーツ新聞を賑わせていますが、あの国ではどうでしょうか。
LAのコーディネーター、リーソル・ウィルカーソンさん
LA TIMES、USA TODAY, Chicago TribuneもWBCについてはカバーしています。
もちろん日々試合結果は報道されている。
強豪と思われていたのに負けたり、予期せぬ国が勝ちぬいたりするのを聞いて、「野球はアメリカだけのスポーツじゃなくて、世界のスポーツなんだ」と、ようやくアメリカの野球ファン、野球に関わっている選手たちも気付いたみたい。。。
メキシコ、メキシコシティーで先生をしている、府川祐子さん
アメリカと国境を接しているし、試合も行われているとはいえ、アメリカとの国境が近いメキシコ北部では野球も盛んだが、メキシコはやはりサッカーの国だから。。。
WBCとなると、Foro Sol stadiumでメキシコが試合をするときには球場も満員になる。
しかし、試合の中継も普通のチャンネルでは生中継がなく、衛星放送のみという関心の薄さ。
ただし「メキシコに駐在している日本人の間ではかなりの関心を集めている」との事。
ドミニカ共和国、現地で貿易会社を経営されている風間真治さん
ドミニカで野球は国民の生活の一部なので、今回は国を挙げて優勝を狙っていた。
老若男女のほとんどが毎日のように話題にしていたので、泣き出すひともいた。
「予定されていた大物選手が出場できないのは、アメリカの圧力なんじゃない?」なんてジョークも。
しかしテレビではほとんど放映されず、主に新聞が情報源。
毎日別冊のような形でスポーツ紙が差し込まれているが、その8割が野球の話題。
オランダにまさかの敗北にはみんな唖然としていたけれど、「それでもサッカーのように暴動が起こったりはしない」との事。