もう来週は4月。明らかに着慣れないスーツを一生懸命着たフレッシャーズが街にあふれる季節ですよね。フレッシャーズに向け、そして年度が変わり心機一転、スーツを新着するビジネスマンに向けて、スーツ特集を組む男性誌をご紹介。
20代後半〜30代前半を対象としたコンサバ路線の『Gainer』。
4月号のタイトルは、「勝ち組スーツのちょっとした10CHANGES」です。
勝ち組へのこだわりがまだまだ血気盛んなお年頃。「春色ニットのレイヤードで育ちよく見せる」「さりげない光沢スーツで地味派手に」という10のお題にも、フレッシュな若さが溢れています。
一方、フレッシュな時代を過ぎ、ちょっと渋めのいい男を目指す『MEN'S EX』4月号は、「長〜く着られるから財布に優しい 買ってお得な10年スーツ」を特集。
10年着られるスーツの選び方を、色・柄、素材、デザインなどの各方面から解説しています。これぞ、まさに昨今のご時世を反映した企画ですね。
しかし、そんな世の中に蔓延する雰囲気を一掃する男性ファッション誌の存在を忘れてはなりません。もちろん、ちょい悪オヤジを自認する『LEON』。5月号では「だからアナタのスーツはつまらない」と、大人しくなりがちな読者に挑戦状を叩き付けています。ここでは、格好いいイタリアオヤジのスーツ姿を参考に、遊び心ある着こなし方を紹介。恋愛経験値の高い淑女の「オトコはスーツがもっともSEXY」という証言に基づき、休日もスーツを提唱しています。
記事を見てみると、スーツのインナーとして、ポロシャツ、デニムシャツ、パーカーなどをスタイリング。白ポロにはモモ色ストール、そしてコンバースのハイカットをコーディネートしています。確かにイタリアオヤジ的にはいいと思いますが、ジャパニーズビジネスマン的にはかなり難しいスタイリング。
ことほどさように、恋愛経験値の高い淑女が求める、スーツ姿がセクシーな男への道のりは険しい。まずは、石田純一さんを見習って、素足で靴を履くことから始めてみるっていうのはどうでしょうか?