ハイエンド・ブランドが軒を連ね、世界各国のレストランが集まる銀座。
東京の中でも、きらびやかな特別感のある街です。そんな銀座は、雑誌の世界では京都に並ぶ定番中の定番。手を変え品を変え、年1回、いえ、場合によっては折にふれて特集する雑誌も少なくありません。現在、発売中の雑誌の誌面にも「銀座」の文字が踊っています。
20代の女性に絶大な人気を誇る『Hanako』の944号は「銀座・丸の内最新マップ」。
最新というフレーズが、『Hanako』らしいですね。ニューオープン店や新定番をベースに、穴場カフェ、ランチなど、いかにも女性好みのラインナップ。
写真も、料理やスペースがよくわかるというよりは、あくまでもイメージ重視です。
一方、創刊51年。30代以上のマダムを読者対象とする『家庭画報』には、そんなポップ感は一切ありません。5月号では「今も、これからも通いたい 銀座が誇る老舗の美味」という特集を展開。資生堂パーラー、マキシム・ド・パリ、竹葉亭本店といった気合いの入った老舗をきっちり取り上げています。ポイントはタイトルにある「今も」の文字。すでにこれらの老舗に通っているという前提が、奥様方の心をくすぐるのでしょうか。
銀座という街が特別な意味を持っているのは、何も女性だけではありません。
男性、とくにある一定以上の年齢を重ねた男性にとっても、憧れの街なのです。
『GOETE』5月号の特集は、その名も「魂のある街 銀座 大特集」。
「24時間仕事バカ!」は、ここで“男”を磨く! んだそうです。
第1部では、銀座らしい粋で品格のあるファッション指南、第2部では早朝から深夜まで、あらゆるビジネスシーンに活躍する銀座の食を紹介。ホテルの朝食から、高級クラブの美しい女性までをカバーしています。
たかが銀座、されど銀座。日本中の○○銀座で、買い食いしながらお買い物、というはちょっと緊張感が違うようですね。