読モ、ママモという言葉をご存じですか?
読モは読者モデル、ママモはママモデルの略称。ティーン誌や女性誌などで、昔からお馴染みの読モに対して、ママモは、近ごろのトレンドなのです。
ママになってもおしゃれで、そして美しくありたい!! そんなママ心を反映してか、最近、小さい子供のいるママのためのファッション誌が注目を集めています。
誌面に登場し、時にはカリスマモデルとして人気を博しているのがママモです。
「母になってもCute&Cool」がキャッチコピーなのは、『nina's』。
5月号の表紙を飾る渡辺満里奈さんをはじめ、ともさかりえさん、千秋さんなど、いわゆるママさんタレントが多く登場しています。ファッションのテイストは、どちらかと言うと、シンプル&ナチュラルをベースとした、ガーリー系。
いわゆる公園にいるような、かわいらしいママを思い出させます。
一方、『nina's』よりはトレンドが強くコンサバなのが『SAKURA』。
『CanCam』で知られる小学館より発売されているムックだけに、CanCamやJJ、non-noといった人気雑誌でモデルを務めていたママモが誌面をにぎわせます。
ページの作り方も、それら女性ファッション誌を意識。SAKURAモデルによるハワイでのサーフ系スタイル、ホテルステイルックといったシチュエーション別、またブランド別、アイテム別など、見る者を安心させる王道ぶりです。
さて、これら2誌に比べて、ギャル道まっしぐらなのが、このコーナーではすでにお馴染みの『アイラブママ』。 6月号はタイトルが「ママとギャルの両立革命♥」ですから、気合いが入っています。今号では、行き先別のスタイルが大公開。
しかし、よく見てみると、行き先はかわいいんですよ。ショッピングモールに、里帰り、ピクニック、動物園。 ヤンママが多いからでしょうね、質素です。
ただ、一つ不思議なのは、どんなにTPOが変わろうとも、コーディネートが変わろうとも、決して変わることのないメイク。アイラインとマスカラで強調した黒めがちな目は、ギャルのトレードマーク、いえ戦闘服なのかも知れません。