薄着の季節の到来。たるんだお腹やプルプルの二の腕、頭をよぎるのはダイエットの文字です。この季節、雑誌はこぞってダイエット特集を企画。
それぞれの雑誌の立ち位置によって、アプローチ方法はかなり異なるようです。
ギャル雑誌の『ポップティーン』。6月号の特集はずばり「人生最大のダイエット物語」です。10kg〜20kgマイナスのヘビー級ダイエットに成功した読者20人が、その体験談を報告しているのですが、スーパーのレジ袋に穴を開け頭からかぶってお風呂に入るとか、線路の下でひとりカラオケとか、笑えるメソッドもめじろ押し。
ギャルたちの涙ぐましい努力が目に浮かぶようです。
一方、無理は禁物とばかり、最初から無理せず行こうと決め込んでいるのは、20代〜30代の女性をターゲットにした『ChouChou』。タイトルが「ダイエットは続かないから、やせる新習慣始めましょ。」ですから…。
電車の中でもできるスロートレーニング、デスクワークの傍らに骨盤を引き締める、バスタイムにリンパの流れをスムーズにするなど、ここで取り上げられているのは、すべて簡単ゆるい方法ばかり。気になったのは、「寝る前に腸もみリラックス」です。
腸もみは、精神的なリラックスやデトックスに効果があるのだとか。なるほどと感心していると、ありました、同じような記事が…。それは『ゆほびか』7月号の「一日1分!『腸ほぐし』ダイエット」。一日1分、腸をマッサージするだけで、便秘が解消され、痩せて肌もきれいになるというからうれしい限りです。
医師の蓮村誠先生によると、腸ほぐしはアーユルヴェーダに通じるところがあるとか。そう考えると、タイトルななめ読みでご紹介した『ターザン』の「内臓を鍛えろ!」もあなどるわけにはいきません。
筋肉を鍛えるように、これからは内臓も鍛える。ただし、食べ過ぎ飲み過ぎで胃腸を酷使することと、鍛えることは意味が違いますので、くれぐれもご用心。