ビールのおいしい季節になりました。ウチめし、ウチのみが人気の近ごろ、自宅で、手作りのおつまみとともに一杯という方が増えているようです。
もちろん、おつまみを取り上げる雑誌も登場。媒体によって、紹介するメニューも、それに合わせるお酒も違っているのが面白いんです。
まずはスタンダードなところから。「夏だ! ビールだ! こうちゃんのおつまみ晩ごはん」と題した綴じ込み付録を付けているのは『すてきな奥さん』7月号。
簡単料理レシピのブログで人気の幸せ料理研究家、こうちゃんが、ビールに合う簡単おつまみを紹介。
大根と万能ねぎのさっぱりあえ、コチュジャン焼きとりなど、手軽なメニューのラインナップが、家事と育児に忙しい主婦に喜ばれそうです。
同じおつまみでも、ワインに合うレシピを披露しているのは、『エル・ア・ターブル』44号。
「夏の夜はおつまみで一杯」と言いつつ、パリのおつまみ横丁を紹介したり、有名シェフが簡単つまみレシピを公開しているあたりが、この雑誌らしい。
高級な瓶詰めを使ってつくる「フルーツのエルダーフラワーパンチ」「トマトのアンティパストサラダ」といった簡単メニューもオシャレです。
一方、日本男児は飲むなら日本酒か焼酎といわんばかりの豪気さを秘めているのは『男の隠れ家』7月号。「故郷の味を愉しむ 自家製の酒肴」と題し、日本各地の豊かな郷土の食材を使った酒肴を紹介しています。
特集では、日本の故郷を川、山、里、海などに分類。
高知県四万十市に代表される川の酒肴は、テナガエビの唐揚げやアオサの天ぷらなど。
和歌山県紀伊大島に習う海の酒肴なら、カツオのたたき、カマスのなめろうなど、郷土色満載でお酒が、いくらでもクイクイと。日本は自然が豊かで、食文化も本当に発達していますよね。
でも正直言って、この特集の中で、もっとも気になったもの、それは「肉で作る男の酒肴」。
赤ワインに合う「オリエンタルステーキ」、黒ビールに合う「ラムのジャーマンポテト」、バーボンのソーダ割りにあう「バッファローウイング」。
今日の晩酌はこのあたりで決まりでしょうか?