今週のテーマは「世界のサマースクール事情」です。
日本では夏休みはまだまだですが、欧米では9月からが新学年。
すでに長い夏休みに入っている学校も多いようです。
日本でも都会っ子のために、大自然でいろんな体験が出来る、また夏休みの自由研究のための、サマースクールが増えてきましたが、世界の「サマースクール事情」はどうなんでしょうか。
スイス チューリッヒ 岩澤里美さん
小〜高校が対象。1〜3週間、湖のある山に泊まりに行く自然体験プログラム。林間学校と似ている。
地理的に近いこともあり、参加する子供の国籍はドイツ、フランス、イタリアが多い。
教会や青少年クラブが主催する「サマーキャンプ」が盛ん。
一部の上流階級をのぞき多くの家庭が子供たちをこうしたサマーキャンプに子供たちを送る。
アメリカ NY 中村英雄さん
多くの家庭が長い夏休み、教育の一環として子供たちをサマーキャンプに送る。
主流は中流家庭の子どもが行く2週間ほどの泊まり込みサマーキャンプ。
YMCAが主催のキャンプ場で2,000ドルくらい。
普段の学校友達とも違う、年齢も異なる子供たちとずっと一緒に山登り、湖畔での水遊び、バードウォッチング、キャンプファイヤーなどをすることで、共同生活を送るとともに自立した人間形成の場となっている
NYの子どもたちもキャンプでは、映画・テレビはもちろん、携帯電話も持ち込み不可。
家との連絡もなし。 そんな文明生活から離れた生活で子供たちは逞しくなる。
泊まり込みのキャンプに送れない、少し低所得者層はヒスパニック系やアフロアメリカン系の家庭のために、美術館鑑賞や野球キャンプなど日帰りのデイキャンプも充実。