インド北部にラダックと呼ばれるチベット文化圏の地域があります。
ラダックは標高3000〜7000mの山々に囲まれた厳しい自然環境の中、循環型農業による自給自足の生活や、相互扶助の共同体が培われていますが、最近では近代化の影響で人や物、金が大量にラダックに流入し、自然や伝統、共同体を破壊する問題も出てきています。
ジュレー・ラダックではこのラダックの伝統を維持しつつも、バランスよく発展できるようにと、スタディツアーによる国際交流や、環境に優しい自然エネルギーの支援を行っています。
スタディツアーは、ラダックに実際に行き、伝統が残る農村にホームステイをしたり、現地のNGOを訪問したり、学生とディスカッションをしたりと、ラダックの伝統と現状を学ぶツアーです。
自然エネルギー分野では、現在ソーラークッカーと呼ばれる、太陽の熱だけで調理できるものを車道がない遠隔村に支援しています。降水量が少ないラダックではとても適切な技術であり、木が少ないラダックで持続可能な社会を壊さない、自然エネルギーの普及活動をしています。
日本でも、ラダックの状況を多くの人に知ってもらうため、上映会やイベントも随時行っていますので是非お気軽にご参加ください。