日本の伝統木造建築の担い手である大工職人は、その数の減少と高齢化が進み、技術・技能の継承が困難になりつつあります。
そこで、大工未経験者又は経験のごく浅い者を、3年間で一人前の大工に育成することを目的として、2003年に国土交通省と共同で始めた国家プロジェクトが大工育成塾です。
現在、東京、名古屋、大阪、福岡で開塾しています。入塾資格があるのは、木造軸組住宅に関する大工技術・技能の継承を志す、原則として18〜24歳までの方です。
入塾を認められた塾生は、受入工務店で、経験豊富な指導棟梁から日本の伝統建築の実技の指導を受けます。
同時に座学で伝統的な木造住宅に関する技術・技能の知識・理論、加えて、日本の伝統的な文化の歴史、一般教養なども学べます。
つまり、一人前の大工、さらに21世紀を支える立派な人間になるために必要な技術と理論を習得できます。文武一道の精神が学べます。
大工育成塾では、技に優れ、志の高い『真の日本の大工』の育成を目指しています。
日本を支える立派な技術と教養を持った人材を育てることが目標です。
現在、入塾説明会の申し込みを受付中です。ウェブサイトに詳しい情報が掲載されていますので、是非ご覧下さい。