2009/7/10

  • イタリア ラクイラ・サミットは、首脳宣言に先進国が排出する温室効果ガスを「2050年までに80%以上削減すること」を盛り込みました。 また、「産業革命以前とくらべ、気温上昇を2度以内におさえる」という認識でも一致しました。 これは、G8としては初めてのことです。 ただし、この翌日に開催された、新興国を交えた首脳会議では、具体的な削減目標の数値を決めることは 見送られました。
  • 日本全国の市区町村別に、自動車からのCO2排出量が一目で分かる地図を国立環境研究所が発表しました。 これによると、鉄道など公共交通機関が発達している都市部ではCO2の総排出量は多いものの、ひとりあたりの排出量は少ない。 一方、地方では、そう排出量は少ないものの、ひとりあたりの排出量が多い、という結果となっています。 東京も23区内など都市部では、ひとりあたりは少ないけれど、総排出量は多い、という状況。
  • オーストラリア、シドニーから150キロほど南西にある、人口およそ2千5百人のバンダヌーンという町では、環境を配慮し、ペットボトルの販売を原則禁止することにしました。

    販売を禁止することになれば、打撃を受けやすいのが、店を開いている人たち。
    町には50から60の店がありますが、あくまでもこの規則は自発的なもので、取り締まることはしないということです。

    方法としては、使い切りのペットボトルではなく、再利用可能なボトルを使い、ボトルが空になれば、専用の泉から水を汲むというシステムが取られます。
    この運動はバンダヌーンの町だけに留まりません。

    町があるニューサウスウェールズ州としてもペットボトルの消費数を減らしたいと考えているため、州全体にこの方針が取り入れられる日が来るかもしれません。


ペットボトルを捨てる際は、ラベルは剥がしてさらにできるだけ小さく つぶしてくださいね。
そうすることで、一度に多くのペットボトルを運ぶことができ、燃料が少なくてすみます。