2009/7/24

  • 『DIME』8月4日号

    「とことん得するビジネスホテル最新事情」 最近、ビジネスホテルが面白いとは聞いていましたが、本当にすごい。 インターネット完備や大浴場、豪華な朝食は当たり前。ペットルームにマッサージ付きまで、果たして、どこまで進化するのやら。
  • 『Agrizm』9月号

    「『ニッポンは瑞穂の国』ッスから… コメ作ってナンボ!」 農業青年が集うメディアとして、7月に創刊したばかりの雑誌。高橋がなりさん、藤田志穂さんといった、農業に力をそそぐ著名人の連載から、グラビアアイドルが登場のファーミング・グラビアまで、従来の農業雑誌とは一線を画した作りです。
  • 『relife+』創刊号

    「ヴィンテージなマンションで暮らそう!」 マンションリノベーションの専門誌が創刊。 「新築マンションを買うより、味のある中古物件をリノベーションして、ヴィンテージ感のある空間に仕立てよう」というコンセプトです。 経年変化した風合いは、確かに新築には出せませんよね。
  • 『月刊めしとも』8月号

    「真夏の焼肉&ホルモン 最新ランキング2009年版」 また焼肉!? と思った、あなた。 今回はひと味違います。 6月に創刊したばかりの食の雑誌。 約50ページをかけて焼肉とホルモンを大特集する男前ぶりです。 さらに、食後の感想を書き込める「焼肉&ホルモン食べ歩き手帳」の付録付き。

夏休みがスタートし、街中に学生さんの姿があふれていますね。中には、見るからにデートらしき初々しいカップルの姿も。今週は、そんな恋に夢見る女子中学生向けの雑誌をフィーチャーしてみました。

『ピチレモン』『ニコラ』『ラブベリー』3誌の8月号。
一目瞭然で気づくのは各誌とも「着まわし」の4文字が表紙に踊っていることです。それも判で押したように、夏の恋がセット。一体どういうことなんでしょうか?

答えは簡単。ある女子中学生の夏の恋のシチュエーションを設定し、その物語の進行とTPOにあわせて、着回しを披露するというものなんです。注目すべきは、恋物語に登場する人物設定。メインキャラは個性の違う3〜4人の女の子。
王道は、元気なカジュアル系、スイートなガーリー系、ちょっとハードなピリ辛系、大人っぽい姉系で、たいていの場合、カジュアル系かガーリー系が主役です。

これらの女の子に対し、必ず1人少ない人数の男子が登場するのがお約束。
ファッションだけでなく、恋もバトルに進展してしまうんですね。

面白いのは、これら基本的な骨格は同じなのに、恋物語の見せ方は3誌とも違うということ。
モデルの切り抜きをメインにしている、あっさり派もあれば、ロケを敢行して臨場感を盛り上げているものも。

とくに、この3誌の中で、気合いが入っているのは『ラブベリー』でしょう。
「着まわし夏恋物語」とタイトルは、他誌と変わりありませんが、15ページに渡り、写真を漫画のようにコマ割りした臨場感あふれるページを展開。ラブベリーナと呼ばれる専属モデルたちが、それぞれの役を熱演しています。

ただ、気になったことが一つ。『ニコラ』と『ラブベリー』に登場する男の子が、リョウとリュウタロウで2人とも、まったく同じ名前なんですよね。

この男の子たちに限らず、登場人物の名前と顔が一致しないというか、区別がつかなくなることがしばしば。それでもひと夏が終わると、ぐぐっと変身、なんていうことがあるのでしょうか。いろいろと心配してしまいますが、女子中学生雑誌を真剣に読む方も読む方ですよね。