2009/7/31

  • 『JJ』9月号

    「生まれ変わったら吉川ひなのっ!」 セクシーなドレス姿の吉川ひなのさんが表紙を飾る『JJ』9月号。 女性の願望が詰まったタイトルがこちらです。 「○○さんに倣う」ではなく、そのものずばり「なりたい」というタイトルは女性誌ならではかもしれませんね。
  • 『Vogue NIPPON』9月号

    「瀬戸内寂聴さん、悪い男は好きですか?」 そんなJJギャルとは対照的に、酸いも甘いも噛み分けた瀬戸内寂聴さんに、この大胆な質問を投げかけたのは、韓国俳優のイ・ビョンホンさん。 お二人の対談が掲載されているのですが、寂聴さんのうれしそうなお顔が印象的です。
  • 『月刊ジュニアエラ』8月号

    「オバマで世界はどう変わったか」 小中学生のためのニュースマガジン。 タイトルもさることながら、内容もかなり挑発的。 とくに前アメリカ大統領ジョージ・ブッシュに対する辛口コメントは…。
  • 『GOETHE』9月号

    「麗しい秘書の条件2009」 基本的には、日本を代表する企業の社長を支える、有能な秘書の仕事に迫る真面目な企画。 でも、ついつい気になって見てしまうのは「才色兼備な秘書」のページ。 男性の多くは、秘書という言葉の響きが好きですよね、多分。

小さな子供からお年寄りまで、各世代ごとに、さまざまな雑誌が存在する出版界。
近頃は読者層の年齢も細かく分類される傾向にあります。とくに細分化が進むのは、30代から50代の女性をターゲットにした女性誌。 今週は、そんな中でも、35歳という言葉が表紙に踊る雑誌に注目してみました。

「35歳までに身につけたい女子力」と題したタイトルが目を引くのは、『OZ Plus』9月号。
30歳前後の働く女性がターゲットの隔月刊。

「35歳まで」という文言「自分らしく、なりたい自分になる!」のサブタイトルからもわかるように、主人公は仕事力、結婚力、出産力など5つの女子力を身につけて、華やかで明るい35歳の自分になろうという、前途洋々さがポイントです。

一方、35歳ど真ん中に向けて創刊されたのが、あの『an・an』の特別編集である『age』。
「これからは『強気で生きる女』が勝つ。 35歳からの人生戦略BOOK」という特集タイトルからは、「35歳なんて、まだまだヒヨッコ。私の人生、
これからよっ」といわんばかりのパワフルな女性像が見えてきます。
内容もどちらかというと戦闘モード。
「成功する女はハリウッドで作られる!」
「仕事がおもしろいほどうまくいく わたしの女服、黄金則7」
「上司を誘って一目置かせる『すごい店』」
など、各企画のタイトルも、あくまでも強気です。

そんな上昇気流にのる女性を尻目に、逡巡している男性に向けて「35歳からの大疑問?」という特集を組んだのは『GQ』9月号。

不惑の40歳前のせいか、また女性に比べて男性はいろいろ難しく考えすぎるのか、「不況でもリスク回避できる運用方法とは?」や「今は住宅の買い時なんですか?」
など、誌面を飾る言葉はおしなべて現実的。

この号によると、白熱する婚活市場で、最も価値が高いのは、GQ世代である、30代男性という結果も。
そんな売り手なメンズたちが、手堅い将来設計や資産運用のことばかり考えているなんて、もったいない!!
70代でバリバリ現役のベンチャーズを見習って、今年の夏はテケテケで盛り上がるなんていかが?