近頃、歴史ミステリーに関する書籍やテレビ番組が多いと思いませんか?
『篤姫』『天地人』と続くNHK大河ドラマ、そして時代劇人気も高いですよね。
『婦人画報』『ミセス』といったハイライフなミセス誌では、日本の伝統文化に関する企画をこぞって特集。 『和楽』は、和の魅力を楽しむ雑誌としておなじみ。
そんな和テイスト人気に、歴史や時代背景をプラスした特集が、男性向けのカルチャー誌でよく組まれます。
その先駆けともいうべき存在が、『サライ』です。
8月20日、9月3日合併号では、「江戸の『もったいない』生活術」を特集。
江戸町民の暮らしぶりから、現代社会に必要な生き方の知恵を学ぼうという企画。
リサイクル上手で、無駄をしない。“足るを知る”で豊かに粋に暮らしていました。
江戸時代に人気だった浮世絵を特集したのは、『BRUTUS』669号。「浮世絵に聞け!」
と題された、こちらは変化球です。浮世絵のいろはを紹介しつつ、現代美術と対比。
類似点を浮かび上がらせたり、浮世絵を江戸時代の情報発信源ととらえてみたり。
よもや浮世絵と『小悪魔ageha』や『Number』がリンクしていようとは…。
しかし、そんな他誌のひねりも何のその。直球勝負で挑んだのは『Pen』9月1日号。
その名も「もっと知りたい 戦国武将。」。戦国武将から甲冑、城、旗印までカバーする大胆な企画。 急増中の歴女の戦国武将に萌える女性も満足なはず。
中でもポイントは、付録の戦国武将家紋シール。豊臣秀吉や直江兼続など15人の家紋がシールになっているのですが、お好きな方は、一見するだけで、「あっ、“六文銭”は真田幸村だ」とか「毛利元就の“一文字に三つ星”はさすがに渋い」ということになるんでしょうか…。
日本史に負けず劣らず、歴史萌えの世界は深い。
武将から入るか、城から入るか、はたまた甲冑から入るか。