19世紀から汚染が進み、すっかり魚が消えていなくなったセーヌ川。
1995年以前は、毎年300から500トンの魚がセーヌ川で死んでいました。
しかし、水の浄化活動を始めて25年、努力が実を結び、近年、少しずつ魚が戻り始めています。
今年は、32種の魚、そして少なくとも1000尾の大西洋サケが確認されたとのこと。
川に魚が戻ったことで、パリで釣りを楽しむ人も増え始めており、30キロ以上もある獲物を釣り上げた人もいるとか。
全国釣り連盟のベルナール・ブルトンさんは、“セーヌ川で釣れた魚がレストランの“本日の魚”として並ぶ日がくるといいね。”と目を輝かせています。
食器や鍋を洗う際、できれば、汚れを不要な紙などで拭き取ってから洗いましょう。
例えば、「おみそ汁1杯」を川に流してしまった場合、魚が住める環境に戻すには、「お風呂5杯分の水」が必要になります。