『サブウェイ123』のジョン・トラボルタ、デンゼル・ワシントンをはじめ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットなど、大物スターの新作映画が目白押しのこの秋。映画にまつわる特集を組む雑誌が目につきます。
それも、ただの映画紹介ではないところがポイントです。
映画に登場する食のシーンにフィーチャーしたのは『ecocolo』10月号。
「映画とごはん」と題した特集を組んでいます。現在公開中の『南極料理人』、12日より公開の『プール』など、食が作品のテーマに大きくかかわる映画を中心に紹介しているのですが、何より目を引くのは、作品中に登場する料理の数々。
小津安二郎監督作品『秋刀魚の味』に出てくるトンカツ、本当においしそうです。
一方、「映画と華麗なるファッションの世界」というテーマを打ち出したのは『スクリーン』10月号です。
昨年、生誕125周年を迎えたココ・シャネルへのオマージュとして『ココ・シャネル』『ココ・アヴァン・シャネル』『シャネル&ストラヴィンスキー』が立て続けに公開。
このシャネルシリーズに限らず、ファッションは映画をかたちづくる重要な要素。
『セックス・アンド・ザ・シティ』『プラダを着た悪魔』など、衣装を見るだけでも楽しいファッショナブルな映画も少なくありません。
この映画とファッションの関係に着目した、もう一つの雑誌が『月刊EXILE』。
「映画特集」と銘打った10月号の中で、「MOVIE×Fashion 最新ファッションは映画に学べ!」という企画を組んでいます。
『華麗なるギャッツビー』『アニーホール』といった名作に登場するスタイルを今のファッションに落とし込んで紹介。概ねレトロ感もありつつ、いい感じですが、70年代全快の『あの頃ペニーレイン』はちょっと難しいかも。このサイケなスタイルを着こなせるのは、今ならSuperflyくらいでしょうね。