『Hanako FOR MEN』に興味を抱く草食系にしろ、『LEON』がバイブルの肉食系にしろ、つまるところ“女子にモテたい”というのが男心。そんな男子のモテ願望をくすぐるムックを発見しました。“モテる”をキーワードにしたヘアカタログ誌。
美容院で、髪型を選ぶ際などに見せられるアレです。
まずは男性ファッション誌『BiDan』特別編集『男のモテ髪頂上カタログ555[2009年版]』から。ここでは、髪型を大きくショートとミディアムに分け、それぞれで、ベリーショート、ツーブロック、ミディアムウルフ、ミディアムアシンメトリーなどに細かく分類しています。面白いのは、その中に「黒髪」、という項目がある点。若い男子の茶髪度は、それほど高いんでしょうか。
「理想をかなえる秋冬ヘアが満載!」と豪語しているのは、メンズヘアスタイル誌『キラリ!』特別編集の『モテる髪型オーダーBOOK 955』です。ポイントは、それぞれのカテゴリーに付けられたネーミングのキャッチーさ。おしゃれボウズに、ソフトモヒカン、ネオウルフ、マッシュレイヤー。これだけ聞いたら一体何のことかわからない。髪を切ってもらうだけでも大騒ぎです。
しかし上には上が…。それ以上に微に入り細を穿つカテゴライズを披露してるのは、『Fine Hair Max』。サーフ&ストリートマガジン『Fine』発のヘアカタログ誌です。
「大人なモテ髪大調査 BEST5 スタイル発表」と題されたページで、人気のヘアスタイル5つを発表。それぞれのカテゴリーを深く掘り下げています。
たとえば、ウルフ系なら、無造作ウルフに、M字バングス進化系ウルフ、ソフトモヒカン系なら、LAセレブ系モヒカンに、リゾートモヒカンといった具合。
正直LAセレブとリゾートにどんな違いがあるのかは不明ですが、わかっているのは、 “とにかくモテたい!!”という男子たちの切なる思い。あっちこっちに跳ねている、ツンツンやピョンピョンのひとつひとつにオトコの純情が詰まっているんです。