いまや女性誌では、お馴染みとなった付録の数々。
ポーチにヘアバンド、網タイツと、この秋も各誌、手を変え品を変え、大盤振る舞いの真っ最中です。
そんなムーブメントが、今、新たな局面を迎えています。付録とは無縁だったモード誌や専門誌が参入。それも相当エッジのきいたグッズを投入しているのです。
まずはモード誌の代表選手『Numero TOKYO』から。
11月号の付録は、グッチのGG柄を施したビニール製のエンベロープ型ケース。
グッチとのコラボの付録なんて、おそらくは世界初なんじゃないでしょうか。
一方、創刊から丸10年を記念して、車のリヤ・ナンバープレートを取り付ける「ネジ」を付録にしたのは『Car Goods Magazine』11月号。
ネジはネジでも、東大阪のネジ職人が一つ一つ手作りしたアートネジ。
『カーグッズマガジン』の頭文字CGMを手打ちで刻印した、完全オリジナルです。
一時期ペットボトルのキャップを、もうひとつの封印されたネジ側につけるのが流行りましたが、こっちを見る人っているのか…。それとも新たなトレンドか…。
サッカー雑誌『ストライカーDX』11月号別冊である『T.Tennis』の付録も同様。
それは、“テニス誌初の3大付録つき”に挑んだ2009年秋号の付録の一つ、その名も「ダブルスの試合中の“参った”に即効! 勝利のための応急処置チェックシート」です。
B5サイズのクリアファイルに、22のチェック項目が書かれていますが、試合中に確認している暇はあるんでしょうか?
それもダブルスだから、2人揃って…。
一般誌にはない、専門的な視点が魅力の専門誌。その付録は、記事に負けず劣らず
マニアックなようです。