2009/11/06

ヤンキース9年ぶりにワールドシリーズ優勝、松井秀喜がMVP

松井秀喜選手は優勝の瞬間ベンチから、キャプテンのジーターのもとへ走り寄り、7年目でついに歓喜の渦に巻き込まれました。 今シーズンはひざの故障のため一度も守備につくことはなく、DHが中心。 それでも移籍後2番目に多い28本塁打を記録。 ワールドシリーズは6試合で打率6割1分5厘、3本塁打、8打点。 そのうちの6打点を第6戦で稼ぎ、球場内からは「MVP」コールが試合中に起きるほどの存在感を示しました。 ヤンキースとの契約は今期限りですが、来シーズンの移籍はあるのか。注目されます。

日本では巨人が日本一に王手

プロ野球日本シリーズ第5戦はきのう、東京ドームで行なわれ、一旦はリードを許した巨人が、亀井、阿部の本塁打で劇的なサヨナラ勝ちです。 巨人は対戦成績を3勝2敗。最終の舞台は札幌に移動します。

トヨタ撤退で大揺れのF1

この1年間でF1撤退を発表したホンダ、独BMWに続いて、トヨタが撤退を表明。 BBCはフランスのルノーも撤退を検討するため、臨時取締役会をパリで開いた、と報じました。 チーム存続、エンジン供給のみで参加、完全撤退の三つの選択肢が議論され、カルロス・ゴーンCEOは年末までに結果を出すとロイター通信社にコメント。 もし撤退となると、純粋な自動車メーカーはフェラーリ1社のみ。 タイヤのブリヂストンも来年限りでタイヤ供給を終了すると発表。 また日本での中継権も来年度はまだ未定で、日本でF1中継が見られない可能性もないとはいえず、日本のF1熱が急速にさめる事になるかもしれません。

無敗で臨む大記録に今週末挑戦するゼニヤッタ

ヤンキースのスタインブレナー・オーナーは、競走馬の牧場も持ち、ケンタッキー・ダービーにも出走させた東海岸の大馬主として有名ですが、西海岸の大馬主として今一番注目されているのがジェリー・モス氏。 ハーブ・アルパートと共にA&Mレコードを設立した創始者です。 カーペンターズからジャネット・ジャクソンまで多くのアーティストを抱える大レーベルですが、なかでも特にポリスのスティングとの親交が深く、持ち馬には彼にちなんだ名前をつけてきました。

今週末ブリーダーズ・カップというアメリカ競馬最大の祭典がロサンゼルスのサンタアニタ競馬場で、世界中から強豪馬が集って行われます。
これは日本で言う秋のG1シリーズのすべてを2日間で行うような規模で、そのフィナーレとなるクラシック・レースに、13戦13勝でそのうちG1が7勝という希代の牝馬、ジェリー・モス氏のゼニヤッタがはじめて挑戦します。
日本語の語感からは「銭やった」ととられがちですが、これは「頂上」を意味するzenithからの造語とのこと。ポリス初期のアルバムタイトル「Zenyatta Mondatta」が馬の名前の由来です。

一度も敗れていないとはいえ、今までのレースは同じ牝馬が相手。
去年のブリーダーズ・カップではレディス・クラシックで勝ちましたが、今年ははじめて一戦級の牡馬との対決となる、最高峰のクラシックにチャレンジします。
勝てば26年の歴史ではじめての快挙と、無敗の連勝記録更新がかかります。
果たしてアーノルド・シュワルッェネガー知事からカップを受け取る事が出来るのでしょうか。