近頃、「〜系」という言葉がよく使われますよね。
草食系、ビジュアル系、美少女系、オネエ系、オタク系などなど。
もともと「系」とは、ある関係のもとで、ひとつのまとまりを成すもののことですが、「ずばりそのもの」というよりは、「なんとなくそれっぽい」という、ゆる〜い感じがポイントのようです。
もちろん雑誌界でも「系」は大人気。 カテゴリーを問わず、多用されています。
まずは、ロンドン発の男性ファッション誌『DAZED & CONFUSED JAPAN』から。
「装飾系男子はレザーが命!」という文言が12月号の表紙を飾ります。
ただし、ここで言う“装飾系”は、いわゆる草を食べる“草食”ではなく、飾り立てる方の“装飾”。
どんな寒い冬でもドレスアップが必須の“装飾系男子”には、レザーが欠かせないアイテムなんだそうです。
「カジュアルアウターは『進化系』を狙え!!」と題したタイトルで謎掛けするのは、女性誌『MORE』の12月号。
上着の一体どこがどうなると進化系になるのか?
答えは、今年らしいトレンドが感じられるアイテムなんだそう。
となると、古着は退化系になってしまうんでしょうか?
一方、「肉食系も草食系もなんぼのもんじゃい」とばかり、「土食系」という力強い言葉を生み出したのは、農業の専門誌『Agrizm』。
12月号の特集は、ずばり「輝け! 土食系女子」です。
農業を生業として、土で食べているから「土食系」。 ここでは、稲作から酪農、養豚まで、地に足をしっかりつけて働く土食系女子18人を紹介しています。
それにしても、この落ち着いた、しっかりした感じがいいですよね。
六本木の地上33階でフワフワと、フレディを連呼している自分が、ちょっとだけ恥ずかしくなりました…。
いや、それで、いいんです。