2009/11/27 【展覧会「No Man’s Land」開催中】【映画「戦場でワルツを」あす公開】

展覧会「No Man’s Land」開催中

港区南麻布にあります、フランス大使館。 その大使館の建物すべてを使った展覧会が昨日、木曜日から始まりました。 それが「No man’s Land」展。

実は、1957年に建てられたフランス大使館。
このほど、場所を変え、新しい庁舎に機能が移転しました。

それにともない、これまでの建物は、来年の2月に取り壊され、新たなマンションが建設されることになっています。
「壊されるまえに、クリエーションを!」
ということで、フランス大使館自らが展覧会を企画したんです。

日本、フランスで活動する建築家、デザイナー、美術家たち、およそ70人に場所を提供。
大使館のあらゆる空間が、展示スペースとなりました。

残された書籍を切りぬいて作った切り絵による作品が展示されていたり、廊下には、歴代のフランス大使のポートレイトがグラフィティによって描かれていたり。。。

展覧会「No man’s Land」は元フランス大使館で、来年、1月31日までの開催、入場は無料です。

» No man’s Land

そして、もうひとつ。

映画「戦場でワルツを」あす公開

今年3月のアカデミー賞、外国語映画部門で、実は、最有力候補と言われていた作品。 ドキュメンタリーです。

主人公は、映画監督のアリ。
アリは、元イスラエル兵の友達から、悪夢を見るという話を 打ち明けられます。
友達はそれを、イスラエルのレバノンに侵攻に従軍した後遺症だと言うのですが、アリには記憶がありません。
なぜだ??

“アリは、記憶を取り戻すため、元兵士と再会、インタビューを行う”というストーリー。

これが「アニメーション」で描かれるんです。
ドキュメンタリーなのに、アニメーションという手法を使っているんです。

監督自身の体験を描いたこの映画。
戦争の恐ろしさを伝えるのに、あえてアニメーションという形をとった理由。 そして映画で伝えたかったこととは?

映画づくりは、戦争の記憶を失ったフォルマン監督にとって「自分の記憶を取り戻すセラピーでもあった」ということ。。。

映画「戦場でワルツを」
明日から、シネスイッチ銀座で公開です。

» 戦場でワルツを