フェンシング全日本選手権男子フルーレ個人で、北京五輪の銀メダリスト太田雄貴選手が、去年決勝で延長戦の末敗れた福田佑輔選手を相手に、準決勝で雪辱を果たし、決勝でも成長株の若手に貫録勝ちで優勝。
5月に一度は世界ランク1位に登り詰めたものの、世界選手権でベスト8に入れずという1年を、笑顔で締めくくりました。
小学4年で父親を亡くした原選手。
「母親に負担をかけたくない」と就職を選択し、今年3月には全く経験のなかった競馬の世界に飛び込むために、JRAの競馬学校に狭き門をくぐり抜けて合格。
騎手を目指していました。
バンクーバー五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権が今日から、なみはやドームで行われます。
女子は安藤美姫選手がすでにグランプリファイナルで内定しており、残りは今シーズン不調とはいえ浅田真央選手が一歩リード。
今大会で3回転半のトリプルアクセルともどもすっきりと決めたいところ。
他に中国杯優勝の鈴木明子、フランス杯3位の中野友加里、全日本選手権には強い村主章枝)の3選手がこれを追います。
男子の方はすでに内定している織田信成選手の他、高橋大輔
選手が今回は優勝争いに絡みそうな好仕上がり。堅実な演技の小塚崇彦選手がこれを追うところでしょうか。大詰めです。
渋谷区の岸記念体育会館できのう日本パラリンピック委員会が、来年3月カナダ・バンクーバーで行われる冬季パラリンピックの日本代表選手を発表しました。
主将を務める距離、バイアスロン立位の新田佳浩選手は「バンクーバーのコースは高低が激しく、強い選手が勝てる。
日本選手が一丸となって戦いたい」と語りました。
注目は、今大会初めて出場枠を獲得した車いすカーリング。
セカンドを務める、最年長75歳の比田井隆選手です。
仕事中の事故で脊髄を損傷し、車椅子の生活がスタート。
リハビリテーションの中でアーチェリーに出会い、練習と工夫を重ねて一般のアーチェリーの大会にも多数出場。
韓国やアメリカなど、海外の大会にも何度も出場したという経歴を持つ、長野県障害者アーチェリー協会の会長さんという重鎮です。
氷上の練習環境が整った長野でチェアカーリングでも頭角を現しました。
アーチェリーを自ら指導した斉藤あや子選手は、北京パラリンピックの代表。
今回はアーチェリーからチェアカーリングへ、比田井さんがスカウトして
一緒に挑戦ということになりました。
また98年長野大会と06年のトリノ大会で金メダルを獲得し5大会連続の出場となるアルペンスキー座位の大日方邦子選手は「この大会を競技生活の集大成にしたい」と意気込みを語りました。
日本代表選手は前回の40人より多いおよそ50人の予定で、未決定の代表選手は1月下旬に最終発表される予定です。