私たちは、暮らしを支える日本の自然の豊かさ=生物多様性を守りたい。
守りたいものは、私たちの暮らしを支えている日本の自然環境の豊かさです。
単に生きものの種類が多いということではなく、私たちの生活にも必要な自然の恵みを将来にわたって得ることができるという豊かさです。
この豊かさを守るためには、これまでの人と自然のかかわりを見つめなおし、自然のしくみを尊重し、持続的な社会づくりが必要です。
現場の問題解決のため調査研究をして科学的根拠をつくります。
日本各地の自然環境の変化や自然保護問題の情報は全国2万数千人の会員、支援・協力者のネットワークから寄せられます。
また地域の方々やNGO、研究者と協力し、独自の調査で事実を科学的に明らかにして問題解決を目指します。
約2万4000人の自然観察のボランティアリーダー、自然環境の調査員を養成し、 全国にネットワークがあります。
1978年に始まった自然観察のボランティアリーダー(自然観察指導員)の養成講習会は、2万4000人以上が受講され、各地で観察会活動が展開されています。
ほかにも、全国198カ所で、里やまの自然環境をモニタリング調査するモニタリング1000里地の調査講習会の開催や、誰もが参加できる身近な自然の健康診断「自然しらべ」など、自然とふれあい身近な自然を大切にするボランティア活動のトップランナーをつとめてきました。
自然と自然保護の最新情報をお届けする会報『自然保護』(年6回)のほか、自然環境の専門資料や自然観察のガイドブックなども発刊しています。