東京では開花宣言がすでに出たソメイヨシノ。
お花見の日程の調整も済んだのに、この寒さでヤキモキしている方もいらっしゃるでしょう。
そもそも海外に「花を愛でる」という習慣はあるのでしょうか?
今日も2カ国にコネクトします。
むしろ、庭を見ることのほうが関心があるかもしれない。
イギリスでは個人の庭を開放する習慣がむかしからある。
その歴史は1927年にさかのぼり、NGS(National Gardening Scheme)というチャリティ団体の発案で、一般公開されていなかった大きな庭園や、一部の特権階級の邸宅の庭を、入場料を取って誰にでも公開するというもの。
現在、イングランドとウェールズにおいて、公共と個人を合わせて約3700以上の庭がNGSに登録しており、公開されている。入場料は平均2〜3ポンド。
自分の庭をほかの人に見せたい、賞賛して欲しい、ガーデニング自慢のイギリス人にとって、自分の庭が公開されることは嬉しい自慢になる。
5月に入れば、イギリス人の大好きなバラを見に、あちこちに出かけて行っては、その「鼻」を「花」の中に沈めて匂いをかぐ。
バラの鑑賞は匂いを愛でるのも大事。
ブラジルのように年中花が咲いている国では、さくらがどの季節に咲くものなのかはよく分かっていないよう。
ブラジルを象徴する国花はブラジルのどこでも咲いている、黄色いイッペーの花。