2010/5/14

  • 『GOETHE』6月号

    「いよいよ南アフリカW杯がやってくる!」
    表紙はファッショナブルな服装に身を包んだサッカー日本代表の中村俊輔選手、長谷部誠選手、長友佑都選手、岡崎慎司選手。 なにはともあれ、この4人が選ばれてよかったですね。 担当編集者もホッとしているのではないでしょうか。
  • 『キューティ』6月号

    「世界でいちばん“おしゃ”な夏!!」
    該当ページを隅々まで読んでみましたが、タイトル以外の文章には“おしゃれ”と、ちゃんと“れ”がついています。
    なぜタイトルだけ“れ”を抜いたのか? 若者特有の気分とかノリ? それともひょっとして……いやそれならクォーテーションはないはずだし……
  • 『宝島』6月号

    「あなたの隣の怖い女」サッチーこと、野村沙知代さんに恐る恐る直撃インタビューだそうです。 彼女曰く「はっきりモノを言う人のほうがウラ表のないぶん、逆に怖くない」「今、女性は男性を立てるという当たり前の行儀、礼儀を忘れています」「困ったとき、いかにして支え合うかが夫婦」ごもっともです。
    体調不良で入院されたご主人の平癒を、あわせて祈願させていただきます。
  • 『リバティーンズ』No.1

    「twitter最終案内」“新しくもスタンダードなカルチャー誌”創刊。
    特集では坂本美雨さんがサンフランシスコのtwitter本社を訪問。 ほかにはギャラリストをモデルにしたファッション写真や山本耀司さんへのインタビューなど。
    本や映画、アートなどのレビュー陣も錚々たる顔ぶれ。 発行部数1万5000部。
    今後どこまで伸びるのでしょうか?

GW以降、ようやく天気が安定し、暖かな日が増えてきました。 季節を数か月先取りする雑誌の世界では、気分はすでに夏。 ファッション誌では、サーファーのスタイルを取り上げています。

まずは男性誌から。 偶然か必然か、取り上げている2つのファッション誌は、ともに30代後半をメインターゲットにしているんですね。

「“Surferっぽいね”が気持ちいいスタイル」は、『オーシャンズ』6月号。
オンとオフのメリハリが利いて、自由なマインドをもったサーファーのように、見た目だけじゃなくて心までリッチになれるスタイルを提案しています。
シャツにしてもパンツにしても、選択基準を明確にしているのが特徴です。
例えば「色、柄、素材など、いつもどこかに一家言持ったモノ選びをすることが“らしさ”につながる」とか「海上がりの肌に優しい“やわらか素材”」など。
中でも「飾らぬオーガニック素材で持続可能なファッション」の提案に、今の時代を感じます。サングラスや時計などの小物やスキンケアジェル、国産自然派ワックスまでを網羅しているあたりが気合い十分です。

逆にアイテムを絞っているのが『サファリ』6月号「大人サーファーだったらデニムに味茶サンダル!」海男が履くべきアイテムは、親指と人差し指の間にストラップを挟んで履くトングのタイプ、もしくは足の甲でひっかけて履くストラップのタイプだそうです。
14のサンダルで価格は9450円から4万950円まで。サンダルに合わせた全身コーディネートでは、すべてのモデルがデニムパンツを着用。
やはりサーファーの定番は、デニムなのですね。

一方、女性誌ではどのように紹介されているのでしょうか? 
『ViVi』6月号「木下優樹菜のおしゃサーフ♥」
ここでも出ました、“おしゃ”という略語。 やはり、今、流行っているようです。

ゆる〜くて、楽チンで、可愛い系♥ カジュアルなだけでも可愛いだけでもダメで、大人っぽい要素がある。L.A.にいるようなサーフガールが気分だそうです。
木下さんをモデルにしたコーディネートを見ると、確かにゆったりしていて、楽に着られそうなアイテムばかり。 男性目線でちょっとドキッとするのが“水着見せ”ファッション。 普段着にあえて水着を取り入れるのがユキナ流。
また、帽子をかぶったり、花のかんむりをのせたり、ヘッドバンドをしたりと、頭になんらかのオシャレをしているのもポイントでしょうか。

すっかり夏気分になりましたが、その前に梅雨。 さらにはサッカー日本代表の行方も気になるところ。 気持ちよく夏を迎えるために、頼むぞ、サムライブルー!