冒頭では、ジロ・デ・イタリアの新城選手の活躍についてご紹介しましたが、日曜日からツアー・オブ・ジャパンが開幕します。
国内トップチームと海外招待チームが出場する、アジア初の本格的なステージレース、つまり複数の場所で戦っていく大会として今年で14回を迎えます。 日本を代表する自転車ロードレースの一つであり、日本版ツール・ド・フランスとして、海外への登竜門として、注目の度合が高まっています。 新城選手も一昨年の総合5位でした。
今年の7つのステージは堺・奈良・美濃・南信州・富士山・伊豆・東京で行われますが、あさっての大阪府堺市は仁徳天皇陵の南側で
1周2.65kmを一人ずつ走るタイムトライアル、富士山では須走口の登山道にある、ふじあざみラインの平均10%以上で高低差1,200mの勾配をかけあがるというハードなレース。最終日の東京は日比谷から大井埠頭まで移動した後、周回コースを14週する112.7kmのコース。
本場ヨーロッパに負けないバリエーション豊かなものです。
今年から大学生の選抜チーム「学連選抜」が参加し、海外から8チーム国内8チームの熾烈な争いの1週間が繰り広げられます。各ステージでの所要時間に、ボーナスタイムとペナルティタイムを相殺し、最も少ないタイムが個人時間賞。ステージ終了後に緑色のジャージーをその選手にまわします。第7ステージ終了後にこれを着た選手が総合優勝。 初参加の
学生王者、東京大学工学部4年の西薗良太選手がどこまでいけるか楽しみです。