「おしゃPになりたい!」
おしゃれなブランドのプロデューサーやプレスの女のコのことを“おしゃれプロデューサーズ”、略して“おしゃP”と呼ぶそうです。さらにJJ世代と年が近いと“NEWジェネおしゃP”。
お姉さん世代は“姉おしゃP”。元人気読者モデルの方も多いとか。「おしゃれ」を「おしゃ」と省略するのは誌面では定番ですが、聴いたことありません。
毎月1000人の人々が登場する新世代マガジン。 今月実施しているのは「チューチュー・トレイン」という企画。
通過する電車と、チューするふたりのコラボレーション写真が紹介されています。
よく見れば、すべて違う路線というこだわり。首を傾げず、真正面どうしでチューをしているカップルが多いようですが、これは演出でしょうか?
「“ビズかわ”VS.“ツンデレ”休日スタイル5番勝負」赤坂ビズタワーや、ここ六本木ヒルズなど高層オフィスビルに勤務するOLが“ビズタワーOL”。
中でも可愛らしい女性を“ビズかわ”と呼ぶのだそうです。対するのがツンデレ。
誌面では姉御肌の自立した女性として、そのファッションが紹介されています。
デレデレするのは彼氏の前だけ?
「激売れ つながってる系 山盛りおかわり〜」オーバーオールやワンピース、ジャンスカやロンパースなど上下が一緒になった服を“つながってる系”と命名。アイテムごとに1万枚を超えてまだまだリピート中や2万枚セールなど、販売状況を紹介。10代の女の子の旺盛な消費力に驚きます。
昨年の大河ドラマ『天地人』やゲーム『戦国BASARA』などが火つけ役でしょうか?
戦国武将がブームです。歴女と呼ばれる歴史好きの女の子や、城が注目を集めるなど人気は拡大。戦国武将を扱う雑誌も増えています。
デアゴスティーニ・ジャパンから創刊された『週刊 戦国武将データファイル』No.1。
武将名鑑、合戦リスト、風俗トピックス、名城コレクション、戦国タイムズの5つの章で構成。それを付録の特製バインダーにファイリングしていくのですが、1冊のバインダーには10号分のファイリングが可能で、今後は定期的に新しいバインダーが付録になるとか。2年あまりで100号の刊行を予定しているそうです。
バインダーの背表紙の幅がおよそ5センチなので、それが100号分ともなれば約50センチに! 創刊号の武将は織田信長)、真田幸村、伊達政宗、直江兼続などの6人です。
一方、戦国武将たちの全貌に迫っているのは『一個人別冊 歴史人』ベスト ムック シリーズVol.73「戦国武将の知略と生き様」。「戦国武将の能力ランキングBEST 20」では、戦国研究第一人者の小和田哲男さんが、軍事・統治・組織・先見の4つの能力で徹底分析しています。栄えある第1位は、織田信長!
全ての能力が秀でた革命児、戦国時代の天才傑物!と最高級の賛辞を送っています。
ちなみに第2位は豊臣秀吉、第3位は徳川家康。鉄板ともいえる結果です。
小ネタも満載で「戦国君主に仕えた名軍師の戦術」では、つねに大将の横で戦略や戦術などを進言する軍師について紹介。戦いの最中で弓が折れた場合、握りより上で折れれば吉、下なら凶、犬が軍の右から左へ横切れば吉で、その逆なら凶とのこと。凶の場合、軍師による凶をはらう作法が必要だったとか。
そして、より人物にフォーカスしているのが『歴史スペシャル』6月号「真田幸村の“深謀”」その中の「“潔い”幸村こそ理想の男性像」では3人の歴女が対談しています。その肩書がおもしろい。“歴史アイドル”“歴史バー店員”“軍師”。アイドルやバーも歴史を売りにするなんて本当にブームなんですね。「藤堂高虎天下一の“築城名人”城づくりの極意」では、彼がつくる城の4つの特徴を紹介。規格化が実現した層塔型天守、究極の防御システムとなる枡形、内部から敵の動きを見通せる多門櫓、敵に威圧感を与えて攻め上がろうとする気を失くさせる高石垣。その理詰めぶりは安藤忠雄さんに通ずるところも?
さまざまな分野で調子の上がらない今の日本。
まず戦国武将に学んだほうがいいのかもしれません。