自動車レースF1のブラジル人レーサー、フェリペ・マッサはきのう、スクーデリア・フェラーリ・マールボロと、再来年の2012年まで契約を延長したと発表しました。 「これから先の2シーズンもフェラーリで走るチャンスを与えられ、うれしい」とコメントしたマッサ選手。 昨年のハンガリーGPで頭部に重傷を負い、一時は再起が危ぶまれましたが、現在はランキング7位で、週末のカナダGPを前に心身共に充実しています。
CAS(スポーツ仲裁裁判所)はきのう、北京五輪の陸上男子ハンマー投げでドーピング違反とされ、銀、銅メダルをはく奪されたベラルーシの2人の選手に対し、処分撤回の訴えを認める逆転裁定を下しました。 競技後の検査で禁止薬物が陽性となったものの、北京の薬物検査機関の手順等に不備があったとしています。 これにより繰り上がりで銅メダルを受けた室伏広治選手の5位が確定、メダルを返還することになります。
カーリング女子の日本代表でバンクーバー五輪の司令塔、スキップを務めたチーム青森の主将、目黒萌絵選手が現役を引退すると、青森県のカーリング協会の関係者が語っています。 本人の公式ブログには、まだ9日までの記事しか更新されておらず、現状では未確認ですが、きのうは誕生日で、「今後もカーリング選手として自覚と誇りを持ち、邁進していきたい」とコメントしたとか。 21日に青森市内で記者会見し、正式表明する予定という事です。 一方チームメートの本橋麻里選手は、所属先と新たに2年契約を結んだと発表。 ソチ五輪を目指しますが、チーム青森のこれからの活動については未定です。
全日本大学野球選手権はきのう3日目を迎え、神宮球場と東京ドームで準々決勝2試合と2回戦3試合を行いました。 ベスト4に進出したのは、3試合連続のコールド勝ちというパーフェクトな内容で同志社大に勝った東海大。 そして1年生の2人が中央学院大を0点に抑えた慶応大の2校です。
東海大の先発・菅野智之投手は7回コールドとはいえノーヒット・ノーランを達成。 国内外のプロ野球のスカウトが集結する中150キロを超える球速を披露し、大々的にアピールをしました。 東海大相模高校時代には、エースとなるものの甲子園には出場できず。 東海大体育学部に進学してからは1年生からレギュラー入りしたものの、一昨日の白鴎大との試合が、神宮での初先発。 それほどに注目されるのは菅野投手の母の兄、つまり伯父さんが巨人の原監督だからなのです。 しかしそうしたサラブレッドの背景ではなく、実力も抜きんでていて、3年生ながら、今年のドラフトの目玉ともいわれる早稲田の斎藤佑樹投手に勝るとも劣らない逸材と言われています。 春のリーグ戦の防御率がなんと0.44、チームを背負うまさに大黒柱です。
次の試合は12日土曜日の対慶応大学戦ですが、このチームの江藤監督は元プロ野球選手で、くしくも伯父の原監督がプロ野球に入団した時の守備コーチだった、という因縁の一戦です。来年のドラフトの目玉は譲らないといわれる菅野投手。 決勝は13日の日曜日で、そこでウイニングボールを握る事が出来るのでしょうか。