2010/6/18 デンマーク コペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲン、ガンメル・ストランドという名の運河の上に、かかる橋のたもとで、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。今朝はとびっきり甘いものにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今週はデンマークのコペンハーゲンからです!!

デンマークの首都コペンハーゲン。商人の港という意味の言葉が語源となるこの街の歴史は約1000年前にもさかのぼります。

島国で海洋民族だったデンマークの先住民達は、船を使って移動していました。その名残りなのでしょうか、今でもボートやカヌーなどの競技が盛んです。そしてガンメル・ストランドにはこの時期になるとプレジャー・ボートも繰り出し、人魚姫の像に向かう遊覧船なども行き交います。

その風景は東京で言えば隅田川さながら。その船着き場は、「ストロイエ」という通りのたもとです。

「ストロイエ」は歩くという意味で世界最古の歩行者天国

1961年にもともと自動車が通る通りが、歩行者のための通路として指定されたという「ストロイエ」。市庁舎前広場と王立劇場にあるコンゲンス・ニュートー広場を結ぶおよそ1.2kmの大きな通りを中心にひろがっています。ここには陶磁器のロイヤル・コペンハーゲンをはじめとするブランドのお店や百貨店、そしてカフェやレストランなども軒を連ねます。

まだ朝の早い時間は、さすがにウィンドウ・ショッピング。

しかし、そんな時間でもオープンしているお店はパン屋さん。

焼き上がりのいい香りが、どこからともなくたちこめて、旅行者もすいよせられてしまいます。

デンマークの、という意味のパン

すっかり日本語にもなっている「デニッシュ・ペストリー」。
菓子パンなどとも言われるものの一種ですが、サクサクのクロワッサンのような生地の中に、ジャムや生クリーム、チョコレートやフルーツがたっぷりと入ったパンですね。

世界中で「デニッシュ」といわれていますが、北欧ではそのルーツとなった「ウィーンのパン」と言うようです。
しかしウィーンのそれと違うのは、デンマーク産の発酵バターを使って、サクサクに仕上がっていることです。
日本では一食分のものですが、こちらではホール・ケーキのような大きなものを切り分けて食すのです。

今朝はデンマークの、「デニッシュ・ペストリー」でした。
甘いフルーツに甘い砂糖がたっぷりかかっていて、当然ながらコーヒーや紅茶にお砂糖を入れなくても大丈夫。
もちろん朝食だけでなく、パーティなどでのケーキ代わりに使われる事もあるようです。