夏といえば、やはり海ですよね。その楽しみ方として、海水浴やサーフィンなどのマリンスポーツが一般的ですが、たまにはもっと違う世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。 書店には船をテーマにした雑誌が並んでいます。
さっそくチェックしてみましょう。
『アジュール』8月号「アラビア冒険航海の日々」ドバイ、マスカット、フジャイラなど、豪華客船で訪れてみたいアラビア半島の街をフィーチャー。
観光名所やオススメのレストランではなく、歴史的な背景や生活文化を中心に紹介されているのが、実に大人な感じですね。 そして、この旅を支えるのが、新たに登場したクルーズ船「コスタデリチョーザ」。 イタリアで造られた、9万2600トンのこの船、全長294m、全幅32.25m、乗客・乗員含め定員約3,700名という巨大なもの。 船内には劇場やゴルフシミュレーター、F1シミュレーター、3D映像に匂いを加えた4Dシネマなど遊びも盛りだくさん。 ミスト式サウナのアジア風の装飾もすごい。 停泊中の船尾のデッキが、日光浴を楽しむ人で埋め尽くされている光景が圧巻です。
一方、高級なボートやヨットを紹介しているのが、『オーシャンスタイル・パーフェクトボート』8月号「未だ見ぬスポーツフィッシャーを求めて」ゲーム・フィッシング用のスポーツ・フィッシャーマンと呼ばれるボート。
最近の流行は、ネオ・クラシックだそうです。 「VICEM 63 SPORTFISH」というボートの内装を見てみると、マホガニーで統一されたインテリアにアイボリーのソファが実に美しい。 圧巻はベッドルームのLEDランプです。
度肝を抜かれるのが「WALLY POWER 118」と呼ばれるメガヨット。 まるでスパイ映画に出てきそうな直線的で黒い外観。 にもかかわらず、デッキはシンプルで洗練されたデザイン。 というのも、レーダー、GPS、無線機器、衛星アンテナなどの機器類がデッキの下に隠されている、さすがイタリア製です。
この2つの雑誌に比べて、より日本ローカルな話題を取り上げているのが、海とボートの雑誌『オーシャンライフ』8月号。
「リーガル/シードゥ/サンダーバード、輸入ボートインプレッション」では、さまざまなボートを試乗した結果をリポートしているのですが、背景の河川敷やマンションはまさに日本。 「ロングクルージングのすすめ!」で取り上げているのも、北海道一周クルージングです。 遥か遠くに感じられたボートやヨットの世界が少しだけ身近に感じられてホッとします。
今年は思い切って、新たな世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?