2010/7/16 世界のマスコット事情

今年の世界的なイベント。 サッカーW杯は終わりましたが、まだまだ、これから後半戦というのが上海万博です。
いずれもマスコットがいるのですが、このキャラクターの人気はどうなのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。

まずはマスコットキャラを教えてください

南アフリカ、ケープタウン 相原純子さん
「ひょうをモデルにしたザクミ」です

中国、上海 岸満帆さん
「海宝(ハイパオ)です」

様子を聞かせて下さい。

南アフリカ、ケープタウン 相原純子さん

ZAKUMIは、地元の一般人がデザインしてできたマスコットです。

マスコットデザインの募集をかけて、南アのビック5と呼ばれている動物の中でももっとも貴重な動物”ひょう”をモデルにして作られたマスコットなので、なじみがあり、ローカルには受けが良かったです。
世界中からサッカーを見に来るツーリストにも、好評だったようです。
ツーリストが訪れる観光地のポイントには、ワールドカップのアーチが作られ、その下に大きなZAKUMIのぬいぐるみが置かれ、一緒に写真を撮れるようになっていましたが、訪れるツーリストは皆足を止めて、ZAKUMIと一緒に写真を撮っていました。 もちろん、私もZAKUMIと一緒に撮りました。

でも、マスコットグッズの売れ行きはというと、ブブゼラの売れ行きが圧倒的で、ZAKUMIや他のワールドカップグッズは影が薄くなってしまったように感じます。

上海の様子を聞かせて下さい。

中国、上海 岸満帆さん

上海万博マスコット「海宝」は人という漢字をモチーフにしていて、「鮮やかな地球・夢・海・生命・未来・科学技術を象徴する」という青色がとても目立つ。 さらに体の各部分にはそれぞれ意味が込められています。

髪の毛:打ち寄せる波をかたどった髪の毛は生命の源である海を連想。
目:丸い大きな目は未来への期待を表現。
体:滑らかさと丸みを帯びた体は、調和の取れた潤いのある生活への希望を表現。
手:親指を立てた仕草は友好と歓迎を表現。
脚:太く力強い脚は上海博覧会の成功に対する強い信念を表現。

じっくり見ているとだんだん可愛く見えてくる愛嬌のある表情。
万博開幕直後からオフィシャルグッズ店でも急激に売上げが増加している。
会場内での夜のパレードにも登場し、会場周辺ではオフィシャルでない商品を売る人たちが道端に店を広げている。