2010/7/23 オーストラリア シドニー

オーストラリア最大の都市シドニー。
港から突き出した岬で、真冬の冷たい空気の中で、彼女は大きく深呼吸。
そして心に決めました。今朝は世界一の朝食にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今週はオーストラリア、シドニーからです!!

オーストラリアの首都はキャンベラですが、街の知名度と言えばメルボルンと双璧をなす、シドニー。経済、文化の中心地です。 この街を訪れる観光客が必ず写真を撮るのが、ハーバーブリッジとオペラハウス。 その外観は、貝殻やヨットの帆を思わせるもので、計画決定当時にはまだ無名だった建築家ヨーン・ウツソン(Jorn Utzon)のデザインです。 独創的な形だけに、構造設計の困難さから1959年に着工したものの完成までは14年もの歳月がかかりましたが、今なお斬新なその建物は、ランドマークとして親しまれています。

そして世界一の朝食を食べに行きましょう。

シドニーの都心から少し離れた住宅街、ダーリングハースト。
ここに大きな看板もなく、何の変哲もない建物の1階をレストランにした、こじんまりとしたレストランが「Bills」です。
「ニューヨーク・タイムズ」で世界一の朝食と評価された事で、ハリウッド・セレブがわざわざ訪れるなど、噂が噂を呼んでいるレストラン。 シドニーに3つの店舗がありますが、大きなテーブルを囲んで、知らない人たち同士が一緒に食べられるこの店が発祥の店。
Bill Grangerというオーナーは料理本も何冊も出版している売れっ子なんですが、看板メニューは朝食のメニューで、「スクランブルエッグ」と「パンケーキ」なのです。

シンプルなメニューでもオリジナリティは抜群

卵に生クリームと塩を混ぜたものを、強火にしたフライパンで調理しますが、卵の液体を混ぜるのではなく、しばらくおいてから、ヘラで外から内に寄せ集めるように作るのがポイント。
「半熟でふわとろ」の食感が絶品です。

パンケーキもベーキング・パウダーとリコッタ・チーズ、そしてしっかり泡立てたメレンゲを大胆に加える事で、パンケーキとは思えない、ふんわりとした食感になるのが特徴なんです。

世界一の朝食という評価の期待を裏切らない、夢見心地のブレックファーストをお試しあれ。

今朝はシドニーの「Billsの朝食メニュー」でした。
日本にもこの「Bills」は湘南の七里ヶ浜と横浜の赤レンガ倉庫に支店があります。 どちらも週末はオープン前から行列が出来る事もあるほどの人気です。
オープン時間は七里ヶ浜のお店は年中午前8時、横浜は通常は9時からですが、夏場だけ8時からオープンとの事です。