日本では子役タレントの活躍がめざましいですね。
最近の人気者といえば何といっても「こども店長」の加藤清史朗くんですが、古くからCMなどにひっぱりだこの子役タレントも存在します。
さて世界のあの国では、いったいどうなのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクト。
メキシコ メキシコシティー 府川祐子さん
「とてもポピュラーです」
台北 片倉佳史さん
「あまりポピュラーではありません」
メキシコ メキシコシティー 府川祐子さん
メキシコ人はテレビや映画が大好きなので芸能人はとても人気のある職業です。 もちろん子役も大勢います。
今、活躍している人にも、大勢元子役だった人がいます。
Luis Miguel(8歳から)。 Lucero(9歳から)。 Pedro Fernandez(8歳から)は、今も人気のある人たちですが、親も歌手や役者でした。
有名な芸能人の子供が芸の道に進むことは、ごく当たり前のことです。
各テレビ局が芸能学校を運営していて、そこで子役を育てています。
その学校に入るのも、なかなか難関のようです。
私が勤めている学校にも芸能人の子供が何人かいますが、全員親と同じ道に進みたいようです。
芸能人志願の子供もいて、メキシコで一番大きなテレビ局(TELEVISA)の芸能学校にダブルスクールで通っています。
毎日学校が終わって、5時から8時9時まで歌や踊り、表現などのレッスンを受けているようです。
宿題をしないことも多いのですが、親は芸能クラスのほうを優先させます。
普通の子どもでもテレビ出演の機会があれば、喜んで出す親が多いようです。
台北 片倉佳史さん
台湾ではビッグな子役スターというのは正直なところ存在しない。
なぜなら、日本以上の学歴社会なのも影響して、子役そのものが少ない。
学業をおろそかにして芸能活動をすること自体、咎められる。
以前、テレビで「子役は大変だよ」という番組をやっていましたが、楽屋で猛勉強する姿が哀れでした……
そういう場面がないわけではないが「プロの子どもがいない」という事。
では、子どもの役をどんな人がするかというと、素人を起用する。
子供らしい素朴さを強く求められるためか、ドラマ、映画、CMなど、いずれを見ても演技は正直なところ下手。
ただし、「ちびっ子歌謡大賞」のようなものはあり、それなりに視聴率は高いそうです。