甲子園の高校野球もいよいよ今日が準決勝です。
さてそんな高校のスポーツの全国大会は海外ではどうなのでしょう。
アメリカ、NY。 中村英雄さん
「ありません」
アイルランド、ゴールウェイ。 デクラン・サマーズさん
「あります」
アメリカ、NY。 中村英雄さん
意外ですがアメリカには高校スポーツの全国大会は、野球に限らず、バスケ、ホッケー、アメフト、いずれもありません。
とにかくアメリカは広い。 当然、チームを遠征させるにはお金もかかるし、全国大会をは無理です。
東海岸地区とか中西部地区、みたいなのはありますが、ほとんどが州のナンバーワン決定戦止まりでしょう。
また、高校生では、野球オンリーという子はいません。運動神経に自信のある子は、アメフト、陸上などと部活も重複してやります。
歴史的に見ても、なぜ高校野球がないかは説明できるんです。
そもそも、アメリカの野球は19世紀に、サーカスや巡業芝居のような興行、つまり見せものとして始まったのです。 すなわち、元々お金を取って見せるプロスポーツだった。 そこから派生して後に大学野球や高校生、リトルリーグなどがでてきたわけで、アマチュアは当然プロほどは盛り上がらないわけです。
アイルランド、ゴールウェイ。 デクラン・サマーズさん
国技のゲーリックフットボール、ハーリング、カモギーが高校で全国大会のあるスポーツ。 全国大会はテレビ中継され、みんなが注目している。
ゲーリックフットボールは3つのなかで最もポピュラーなスポーツ。
ラグビーとサッカーを合わせたようなもの。
1チーム、15人の選手が足と手を使ってボールをゴールに入れて、得点を競う。
ハーリングは、ハーリーという木の棒を使って、70分の試合時間、ボールを相手のゴールに打ち込むスポーツ。
ボールは手で受け止めることもできるし、3歩以内なら持って歩くこともできる。
3,000年も前からあり、世界で最もスピードのあるフィールドスポーツと言われている。
カモギーは、女性選手が行うハーリング相当の競技。