2010/8/27

「bjリーグ」が地域スポーツとして着実に拡張

プロバスケットボール男子の「bjリーグ」はきのう、東京都内でリーグ拡張について記者会見し、今年10月16日開幕の10〜11年シーズンは秋田、島根、宮崎の3チームが新加入し16チームで開催。 そして2011年秋〜12年春の次のシーズンから長野、岩手、千葉、神奈川の4チームが新規参入して全部で20チームとなると発表しました。

バドミントン男女、ともにシングルスでベスト8進出

パリで行われているバドミントンの世界選手権第4日はきのう、各種目の3回戦を行い、女子シングルスで日本のエース広瀬栄理子選手が世界ランキング1位の王儀涵に2―1で逆転勝ち。 男子シングルスでは、初出場の山田和司がオランダのパルヤマに2―1でこちらも逆転勝ちをし、それぞれベスト8に進出です。

携帯のバッテリー切れで目覚まし鳴らず、寝坊で失格

アメリカ男子ゴルフツアーで今シーズン2勝。 世界ランキング6位の、ジム・フューリク選手がきのう、ニュージャージー州パラマスで行われたバークレイズ・トーナメントのプロアマ戦に朝寝坊して間に合わず、大会自体も失格となりました。 「目を覚ますと午前7時23分。 携帯の電源が切れていた。 ズボンとシャツだけで大急ぎでホテルを飛び出して7時35分にコースに到着したが、スタート時間は7時半だった」とは本人のコメント。 日刊スポーツによるとコースに現れたときはベルトや靴下を身に着けておらず、靴ひもも結んでいなかったそうです。 2004年に定められたルールでは、負傷や家族の事情があった場合を除き、プロアマ戦を欠場すれば本大会の出場資格を失うと規定されています。

ユース五輪が終了 卓球団体、日本が韓国を降しV

IOC(国際オリンピック委員会)が今年創設した第1回ユース五輪夏季大会は最終日のきのう、シンガポールのマリーナ・ベイ地区で閉会式が行われました。205の国と地域から14〜18歳のおよそ3,500人が参加。

最終日は男女混合チームで争う卓球団体の決勝があり、丹羽孝希と谷岡あゆかのペアで臨んだ日本は、2−1で韓国に勝ち優勝です。今大会では26競技201種目が実施され、日本からは71選手が16競技に出場。多国籍チームによる柔道の混合団体戦の優勝を含めて、金メダルは9つ、さらに銀5、銅3のメダルを獲得しました。

とはいえ勝利至上主義の風潮を抑えるため、メダル獲得数の公式発表はありませんでした。 大会日程の関係で競泳などのトップ選手を派遣できないアメリカはベスト10位以内に入らなかった、ということもあり数を競うのはあまり意味がないともいえます。 ただし競技の質を保つという意味では、既に決定しているいろんな競技の世界大会との日程調整は大きな課題です。

ジャック・ロゲ会長が競技でなく、教育や交流を重視したというこの大会。

「私が五輪にかかわったのは22回目だが、その中でも屈指の出来だ」と自画自賛しました。

選手は自分の競技が終わっても閉会式まで選手村に滞在。選手村内には各国・地域の文化を紹介するブースが並び、選手は交流を深めました。 その他世界のトップ選手の体験談を聞いたり、五輪の歴史的意義などを学ぶ文化・教育プログラムに取り組んだりしました。

調整委員長を務めたセルゲイ・ブブカ氏が読売新聞の電話インタビューに答えて、「ゴールに達したら祝った後で、また現実に戻り、新たな挑戦を続ける『努力の大切さ』を伝えたい」、とコメントしています。
そしてこのユース・オリンピックの第1回冬季大会は、再来年2012年にオーストリアのインスブルックで、第2回の夏季大会は14年に南京で開催される予定です。