TBSが横浜ベイスターズを売却へ
日刊スポーツが1面トップで取り上げたこのニュース。もともとは週刊文春の記事が発端ですが、日本経済新聞によると、住生活グループが買収に名乗りを上げていることが明らかになった、とされています。INAXやTOSTEMの親会社であり、新日軽やサンウェープといった企業をこの4月にM&Aで取得した住宅設備機器最大手。ただグループ企業としての知名度アップが課題とか。今後は条件面の詰めが行われ、交渉成立すれば、6年ぶりにプロ野球球団のオーナー企業が変更されることになります。
2年連続のマイヨジョーヌがドーピング陽性反応
7月に行われた世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで3度目の総合優勝を果たしたスペインのアルベルト・コンタドールですが、7月21日に採取した尿検体から禁止物質を検出。これを受けて、国際自転車連合はきのう、暫定的に資格停止にしたと発表しました。WADA(世界反ドーピング機関)の規定に比べて検出量は極めて微量のため、継続調査をするとのこと。スペインで記者会見したコンタドールは、大会中に食べた肉に禁止物質が混入していただけで、処分は不当だとコメントしました。
女子ケイリン、再来年7月開催へ
競輪を運営する財団法人JKAはきのう「女子ケイリン」を開催する計画を発表しました。近く経済産業省に認可を申請し、11月には詳細な選手募集要項を発表するとのことです。計画では、現在1つの会場で1日12レース行われているうちの2レースを女子のレースとし、車券も販売する予定です。女子の競輪は1948年から行われていたものの、選手のレベルが偏って同じ選手ばかりが勝つために人気が低下。6年で廃止されました。JKAの下重暁子会長は「女子競輪の復活ではなく、新しいものを作りたい」とコメントです。
41年目の世界制覇に向けて視界良好
世界最高峰の競馬レース「第89回凱旋門賞」が今週末の日曜日にパリ郊外のロンシャン競馬場で行われます。
今年は日本から、グランプリレース宝塚記念の覇者で、4歳のナカヤマフェスタと、皐月賞を制した3歳のヴィクトワールピサの2頭が出走します。1969年のスピードシンボリ以来8頭が挑戦していますが、1999年のエルコンドルパサーによる2着が最高の着順。三冠馬のディープインパクトの挑戦のときは、日本人の応援団が大挙してロンシャン競馬場を訪れ、現地メディアまでディープ中心に盛り上がりました。しかし今回は混戦模様ということもあり、その時と比較すると、日本馬に対する取材攻勢は今一つです。現在、イギリスのブックメーカーのウィリアムヒルでは、地元のベーカバドが4倍で1番人気。ナカヤマフェスタは26倍、ヴィクトワールピサは41倍の人気薄です。
ナカヤマフェスタを管理するのは、11年前にあと少しのところで栄冠を逃した二ノ宮調教師。また騎乗する蛯名正義騎手もそのエルコンドルパサーのリベンジを誓うというコンビです。
またヴィクトワールピサで凱旋門賞5度目の騎乗となる武豊騎手は「ディープインパクトやホワイトマズルなどの人気馬に乗せてもらったけど、今年は人気がないね」とリラックスムード。
前哨戦のフォワ賞で2着したナカヤマフェスタ、そしてニエル賞で4着したヴィクトワールピサ。2頭の日本馬が同時に凱旋門賞のゲートに入るのは史上初ですが、状態は万全ということで、果たしてどんな結末になるのでしょうか。日本時間で日曜日の深夜スタートです。