2010/10/1

  • パリは気球でエコ。 パリ15区、上空150メートルのところに浮かぶ縦32メートル横22メートルのヘリウム気球。 これ、ただの気球ではなく、色で空気の汚れ具合を知らせてくれるバロメーター“エール・ド・パリ(Air de Paris)”なんです。
    緑ならOK、赤はNG、中間はオレンジという具合。 市内、十数か所に置かれたセンサーで二酸化窒素、オゾン、粒子状物質などの濃度を測り、色が決まります。元々は観光客向けに、パリ市内を見渡せるアトラクションとして作られたものでしたがエール・ド・パリを運営するエアロファイル社は、どうせならエコロジカルな指標としても使おうと考え、今のような形になったとのこと。エアロファイル社のマチュー・ゴビ氏は、“空気の状態を色として見せることで市民に環境を考えるきっかけを与えられる”とコメント。
  • 汚染を吸収するコンクリート、登場このコンクリート、オランダはアイントホーフェン工科大学の科学者たちが開発したもので、鍵をにぎるのは二酸化チタン。この二酸化チタン入りコンクリートを建物などに使えば、環境汚染を軽減してくれる上に清掃の手間も軽減され、一石二鳥。ひとつ欠点を挙げるとすれば値段が現在のコンクリートの1.5倍ということでしょうか。
  • ダカール・ラリー、市販車部門で5連覇を果たしたトヨタ車体チームが、来年1月のレースでは、「使用済みのてんぷら油を精製した100%のバイオディーゼル燃料」を使うことを決めました。
    これまでは、軽油との混合燃料車で2年連続優勝しているんですが、あえて、パワーでは劣る100%バイオディーゼル燃料でレースに挑むことにした、とのこと。地元の中学生たちと力をあわせ、100%バイオディーゼル燃料での挑戦が始まります。

以前、番組でもご紹介した「東京油田プロジェクト」。
「使い終わった食用油を バイオディーゼル燃料に変えることができれば東京は油田になる」という壮大な夢。
廃食油の回収。 あなたも参加してみませんか?関連ウェブサイト、番組サイトからもリンクを貼っておきます。

» 東京油田プロジェクト